危機管理対策本部会議(第2回)の開催結果について

2020年12月20日

以下のとおり,危機管理対策本部会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。

1 日 時:令和2年12月19日(土)16:30~16:40
2 場 所:万代庁舎3階 特別会議室
3 出席者:知事,副知事,政策監,県警本部長,各部局長 計18名
4 協議概要:県内における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の対応状況について

■農林水産部から説明
  ・本日12月19日(土)2時15分,殺処分作業を開始。
     15時30分現在,「7,800羽」完了。本日中に殺処分完了の見通し。
  ・処分鷄の埋却のため,阿波市の協力を受け,発生農場付近に用地を確保し,
      現在掘削中。
  ・埋却及び施設の消毒をもって,防疫措置完了となり,その後,新たな発生が無く
      21日間経過した後,制限区域が解除され,感染終息となる。
  ・本日12時30分,農林水産省「疫学調査チーム」と連携し,発生農場の調査を開始。
  ・制限区域の設定
      移動制限区域(3km以内) 10農場(うち空舎3農場)約17.5万羽
      拠出制限区域(3~10km以内) 44農場(うち空舎11農場)約66.5万羽
      合計 54農場 約84.0万羽
  ・移動制限区域内の全農場を対象として「発生状況確認検査」を実施中。
  ・制限区域境界付近の主要道路に消毒ポイントを設置。
      香川県等での発生を受けて,設置してきた既設の消毒ポイントと合わせ,
       計14箇所で車両消毒を実施。
  ・環境省において,発生農場の周辺半径10kmを「野鳥監視重点区域」に指定。
  ・これまでのところ,死亡野鳥は確認されていない。
  
■危機管理政策課から説明
   ・動員について,
       すでに,第1陣として85名,第2陣として82名,第3陣として82名,
       計249名を動員し,現場で,作業に従事。
  ・これに続く,第4陣以降の動員の手配を行っており,今後も,引き続き,
      消毒などの防疫措置を行っていくので,全庁的な協力をお願いする。

■知事から,次のとおり各部局に指示。
・阿波市における「高病原性鳥インフルエンザ」の疑似患畜の確認を受け,
     本日2時,対策本部会議を開催し,直ちに、家畜防疫措置の開始を指示したところ。
・速やかに「防疫処理」(殺処分・埋設)を行うこと,
     更には「原因の究明」を行うことで先手を打つことが重要である。
  
  以下,3点を指示する。
  
 〇一連の防疫措置の早期完了を図ること。
     特に,県境にある6箇所を含め,計14箇所に設置している消毒ポイントの運営
  については,引き続き,全庁を挙げて取り組むこと。

 〇本日,発生農場において,
       農林水産省「疫学調査チーム」による調査が開始されている。
       県としても,農林水産省と連携し,
       今回の「発生原因を徹底的に分析」することで,新たな発生を阻止すること。
    
〇引き続き,「野鳥の監視を強化」するとともに,
     県内畜産農家の防疫対策について,改めて,県内養鶏農家に徹底すること。
      
 以上,全庁体制のもと,防疫措置の早期完了はもとより,
    感染の拡大防止に全力を挙げて対応していただきたい。

 

開催結果.pdf(100KB)会議資料.pdf(180KB)

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危機管理政策課
電話:088-621-2713