危機管理会議の開催結果について(年末年始の危機事象対応に係る体制について)
本日以下のとおり、危機管理会議を開催いたしましたので、お知らせいたします。
1 日 時:平成24年12月26日(水)13:15~13:35
2 場 所:県庁4階405会議室
3 出席者:政策監、政策監補、危機管理部長、各部局主管課長ほか 計21名
4 協議概要
● 放射性物質(酢酸ウラニル)の発見について
・ 県農林水産総合技術センター農業研究所の薬品倉庫において、放射性物質(酢酸ウラニル)が発見されたこと、
当該物質による人体及び周辺環境への影響はないことが報告された。
● 年末年始の危機事象対応に係る体制について
(1) 全国的なノロウイルスの感染拡大に係る注意喚起について
・ 危機管理部から、全国的に猛威をふるっている「ノロウイルス」への対応状況について、説明を行った。
(概要)
・ 山梨県、広島県で1,000人を超える感染者が発生し、宮崎県や大分県で死亡事例が見られるなど、大きな被害が
発生している。
・ 死亡原因は、嘔吐による窒息、嘔吐を吸い込んでの誤嚥性肺炎等、間接的なもの。
・ 県においては、旅館・飲食店・大規模給食センターや、医療機関・医師会、高齢者施設への周知啓発に努めてきた
ところではあるが、本県でも1件あたり159名の患者が発生するなど、平成8年に次ぐ猛威をふるっている。
・ ノロウイルスによる食中毒は11月から2月にかけて発生が多い。また、患者数が多く、大規模な食中毒になりやすい。
・ 調理する人の健康管理、手洗い、消毒等の周知を行い、各家庭や施設における予防を徹底してほしい。
消毒にあたっては、アルコールは効果がないことから、塩素消毒や熱湯消毒を行うこと。
(2) 高病原性鳥インフルエンザ対策への備えについて
・ 危機管理部から、鳥インフルエンザ対応を含む年末年始の危機管理体制確保について、説明を行った。
(概要)
・ 今週末から年末年始の休みに入るが、危機事象の発生は時と場所を選ばない。
・ 全庁的な対応が必要な危機管理事象が発生した場合には、「すだちくんメール」で情報伝達を行うとともに、
必要な場合には危機管理会議を招集できる体制を確保したい。
・ 特に、冬に発生が多い鳥インフルエンザの場合には、全庁的な対応が必要となるので、各部局で、再度、
緊急連絡体制と動員体制の確認をお願いしたい。
・ その際、農林水産部においては、対策の中心を担っていただくことになることから、必要な人員や物資の確保、
防疫体制の手順等について、再確認をお願いしたい。
・ そのほか、各部局において覚知した危機事象の情報は、必ず危機管理部へ連絡を徹底すること。
・ 年末年始の休日ではあるが、携帯電話は文字通り携帯し、危機事象発生時には迅速に対応できるようお願いする。
・ 農林水産部から、鳥インフルエンザの発生状況等について、説明を行った。
(概要)
・ 海外では、9月に中国広東省でH5N1型が、11月には台湾でH5N2型の発生が報告されるなど予断を許さない
状況にある。
・ 県では、11月から防疫演習や研修会などを実施するとともに、実施手順について危機管理部と連携しながら
再チェックを行っている。
・ 今後とも各部局の協力をお願いする。
■ 最後に、政策監から、次のとおり指示があった。
・ この1年いろいろな事象があったが、何とか乗り越えられた。皆様方のご尽力に敬意を表したい。
・ 放射性物質については、化学物質や薬品を所管する部局においては、再度確認を行うこと。
・ いよいよ28日以降、年末年始の休みに入るが、ノロウイルスについては、大勢の人が集まる機会でもあり、
各部局において予防を徹底すること。
・ 鳥インフルエンザについては、渡り鳥による可能性が高く、まずは、農林水産部を中心に、発生させない対策に
努めること。
・ 危機事象はいつ発生するかわからないことから、各部局においても、緊急時の連絡体制等を再度確認すること。
以 上
【添付資料】
【関連リンク】
【注意喚起】ノロウイルスによる食中毒にご注意ください!(徳島県)
ノロウイルスによる食中毒予防啓発について(社団法人日本食品衛生協会)