「一日前プロジェクト」エピソード37 ~身にしみたご近所のありがたさ(宮城県北部地震)~
2009年9月2日
(東松島市 70代 男性)
私のうちは3階建てで、2階と3階が住まい、1階が工場です。夜中の地震で、観音開き※の戸棚から瀬戸物が全部出てしまって、それを片づけてやれやれといったところで、2回目の地震がきました。
その2回目の地震は揺れがいっそうひどくて、家の中は手がつけられない状態になりました。1階の玄関の引き戸も鍵がかかったまま、ひしゃげてしまってすぐにはあかなくなってしまったのです。
当時、私は腰を痛めていて、寝たり起きたりしていたんですよ。で、それを知っていた近所の人たちがやってきて、全部片づけてくれました。娘がいた3階は特に揺れがひどくて、ほんとうに大変な状況でしたが、近所の人たちが手伝ってくれて、ほんとうに有り難かったです。
※観音開きとは、中央から左右に広がって開く形式の扉のこと。
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