「一日前プロジェクト」エピソード15 ~大型テレビが3回飛んだ(宮城県北部地震)~

2009年1月21日

200_u4phulc5.gif

(石巻市 50代 男性 電器店主)

 

床よりも畳の上に置いてあるほうが壊れないんですよ、テレビのブラウン管って。当たり前ですが、衝撃が少ないですからね。

 

うちが販売しているテレビには、テレビ台とつなぐ留め具がちゃんとついているんです。その留め具を使って留めてさえいれば飛ばないんですよ。それをしなかったところは飛んじゃっている。

 

で、夜中の12時に飛んで、朝の7時に飛んで、夕方の5時に飛んだ。つまり、地震が起こるたびに3回テレビが飛んだお宅がありました。それも「36インチの大型テレビ」です。

 

ブラウン管のテレビって、悪いことに前のほうに重心があるんですよ。だから、ちょっとすると前にすぐ倒れてしまうんです。最近はブラウン管を使わない薄型のテレビが多くなっているから、ちゃんと留めておけば、倒れる心配はないと思います。

 

台所の電子レンジとか、電気がまとか、トースターとか、訪問したお宅ではいろいろなものが飛んでいました。やっぱり安全な場所に片づけたり、落ちないように留めておくことが大事だなと、つくづく思いました。

お問い合わせ

とくしまゼロ作戦課
防災企画担当
電話:088-621-2297
ファクシミリ:088-621-2849