「一日前プロジェクト」エピソード96 ~つくりつけの家具で救われる -倒れるかと思った高層マンション-~

2011年7月6日

高層マンション

(福岡市 50代 男性)

 

私の家は、9階建のマンションの最上階です。地震が起きた時は、まず体験したことがない揺れでしたので、「あ、このマンション倒れるな」とふと思いました。それから、子供が家に居たので、無我夢中で子供部屋を見に行きました。

 

うちは幸運にも、4、5年前にリフォームをして、家具を全部「つくりつけ」にしていましたので、タンスが倒れることもありませんでした。隣の家に行ってみると、棚の上のテレビは落ち、大きな家具は倒れ、金魚鉢も見事に割れていました。

 

家具を「つくりつけ」にしたのは、地震を意識していたわけではないんです。収納力がアップするし、見栄えもいいという、ただそれだけの理由でした。

 

今回の地震で、つくりつけの家具※と後置きの家具がこんなに違うんだということを実感しました。ほんとうに、たまたまでしたが、ラッキーでした。

 

※つくりつけの家具とは、取り外しのできない、壁などと一体化して作られた家具のこと。

お問い合わせ

とくしまゼロ作戦課
防災企画担当
電話:088-621-2297
ファクシミリ:088-621-2849