（福岡市 50代 男性）

「タンスとかが倒れて、1人じゃ起こせないから手伝ってください」という電話があったものですから、地震直後、市の対策本部が立ち上がる前に、ボランティアの仲間や民生委員※さんらと、リヤカーを出して、ひとり暮らしのお年寄りのところを回りました。

僕らがリヤカーを引っぱって行くと、案外すぐに家の中に入れてもらえました。

やっぱり、ふだんから顔見知りになっておくと、「してちょうだい」という言葉が言いやすいのかなと思います。

※民生委員とは、社会奉仕の精神を持ち、常に住民の立場になって相談に応じるなど、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の人です。また、民生委員は児童委員を兼ねています。