超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」を活用した防災利用実証実験の実施について
2010年11月22日
徳島県と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、JAXA/情報通信研究機構(NICT)が開発した衛星を用いて地震、風水害等の防災分野における有効性を検証することを目的として防災利用実証実験を共同で行う協定を本年3月30日に締結したところですが、この度、この協定に基づき、以下の内容で実証実験を行い、衛星の防災利用に関する可能性を探ることといたします。
- 目的
災害時の通信手段の確保は、災害対応を考える上で重要な課題であり、人工衛星を利用した通信は耐災害性が高いことから、有力な選択肢の一つと考えられています。今回の実験では、汎用端末やサービスを活用し、災害時の衛星通信利用の有効性を検証します。
- 日時・場所
・平成22年11月24日(水) 14:00~
・徳島県立防災センター(北島町)
- 実験内容
(1)概要
徳島県立防災センターに、きずな地球局(可般型USAT)等、きずな機材を設置し、きずな経由でインターネットに接続する構成で実験を行います。
(2)実施項目
・汎用端末による災害情報共有実験
スマートフォンや携帯ゲーム機等の汎用端末から災害現場や避難場所の画像・映像をインターネット上の共有サービスに送信し、仮想県庁や仮想現地災害対策本部から、それらの画像等を確認し、災害情報の共有を行います。
・Web会議サービスによる情報共有実験
インターネット経由のWeb会議サービスを利用し、仮想県庁と仮想現地災害対策本部間で災害情報の共有や現地への指示、県庁への報告を実施います。
お問い合わせ
とくしまゼロ作戦課
防災企画担当
電話:088-621-2281
ファクシミリ:088-621-2849