「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第14回)-東由岐浦「修堤碑」

2009年9月11日

修堤碑

第14回は、海部郡美波町の東由岐公民館前にある「石碑」です。

名称:修堤碑

場所:海部郡美波町東由岐大池101-1

建立:大正2年(1913) 9月

地震:安政南海地震(1854年)

 

美波町(旧由岐町)東由岐公民館の前に、大正元(1912)年9月22日の台風で決壊した堤防の修復記念碑にも、安政南海地震(1854.12.24)時の津波の記述が見られます。「安政南海地震時には、長円寺の下まで津波が来襲、堤防は破壊され、村内の家屋が140戸流出、残ったのはわずか10余戸、多数の死傷者が出た。」などと刻まれています。

 

『教訓』

現在では高い堤防に守られていますが、大地震時には揺れや液状化、津波などで破堤されることもあります。ハード面の対策だけで安心すべきではなく、避難などのソフト面の対策も合わせて考え、被害軽減に努めなければなりません。

 

次回は、美波町西の地の碑を紹介します。

地図

東由岐浦「修堤碑」

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