「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第16回)-木岐王子神社「石灯籠」

2009年9月28日

石灯籠

第16回は、海部郡美波町(旧由岐町)木岐地区の南白浜の王子神社横の堤防沿いにある「石灯籠」です。

名称:石灯籠

場所:海部郡美波町木岐南白浜191-2 王子神社

建立:不詳

地震:安政南海地震(1854.12.24)

 

美波町(旧由岐町)木岐地区の南白浜の王子神社横の堤防沿いの木立に埋もれた石灯籠の側面に、安政南海地震(1854.12.24)の様子が刻まれています。それには、「午後4時の大地震のあと、1時間内に大津波が3度押し寄せ、高さ約12mを越える津波で家屋もこの神社も流失した。」などと刻まれています。

 

『教訓』

津波は何度も押し引きを繰り返します。このような巨大津波では、全ての家屋は破壊され、流失します。そのうえ、尊い生命を奪われないためにも、早く近くの高いところへ避難することを心がけなければなりません。

 

次回は、牟岐町灘の碑を紹介します。

地図

木岐王子神社「石灯籠」

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