「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第25回)-浅川天神社前「南海大地震記念碑」

2009年11月27日

浅川天神社前

第25回は、海部郡海陽町浅川地区の天神社前にある「南海大地震記念碑」です。

名称:南海大地震記念碑

場所:海部郡海陽町浅川字大田34 天神社境前

建立:昭和31年(1956)12月

地震:昭和南海地震(1946.12.21)

 

昭和南海地震(1946.12.21)で徳島県内最大の犠牲者を出した浅川の天神社前の広場に、10周年記念に建立された「南海大地震記念碑」があります。「21日午前4時19分に大地震、震後10分余りで津波が来襲、第1波の高さ約2.7m、第2波約3.6m、第3波約3.3mを記録した。死者85名、傷者80名、流家流失185戸、全壊161戸、半壊169戸に及んだ。その他、船舶漁具家財および農作物も多数流失した。終戦後の物資不足の時世に多方面から援助を受けたことへに感謝する。」などと刻まれています。

 

『教訓』

天神社には、慶長、宝永、安政、昭和の地震に関する記念碑があります。これほど多くの碑が残されている浅川の人達は、次の南海地震時には犠牲者をなくすこと、それが先人に対する義務と考えなければなりません。

 

次回も、海陽町の碑を紹介します。

地図

浅川天神社前「南海大地震記念碑」

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