「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第31回)-浅川御崎神社「大地震津浪記」
2010年1月15日
第31回は、海部郡海陽町御崎神社境内にある「大地震津浪記」です。
名称:大地震津浪記
場所:海部郡海陽町浅川字川ヨリ西 御崎神社境内
建立:明治34年(1901)11月
再建:平成8年(1996)
地震:宝永地震(1707.10.28)、安政南海地震(1854.12.24)
浅川の御崎神社境内には、千光寺の「大地震津浪記」扁額に記された文章に、宝永地震(1707.10.28)時の死者数185人などを付け加えた石碑が、明治34年(1901)に建てられています。風化が激しく碑文が読み取れないため、平成8年(1996)に復元した再建碑が境内の別の位置に建てられました。
『教訓』
石碑に刻まれた文字は風化しても、そこに記された教訓は風化させてはなりません。新しく誰もがわかる形で蘇らせた再建碑から地域の災害史を学ぶことが大切です。
次回は、海陽町浅川の千光寺本堂内にある扁額を紹介します。
地図
浅川御崎神社「大地震津浪記」
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