危機管理会議の開催結果について(乾燥しいたけからの放射性物質検出事例への対応)
以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日 時:平成24年5月3日(木)12:00~12:10
2 場 所:県庁3階特別会議室
3 出席者:政策監,政策監補,危機管理部長,各部局主管課長ほか 計20名
4 協議概要:乾燥しいたけからの放射性物質検出事例について
■ 危機管理部(安全衛生課)から,次のとおり報告があった。
・ 別添資料にもとづく経緯・検査結果
・ 槌長商店において自主回収が行われていること。
・ 乾燥しいたけの放射性物質検出検査について,前倒しで実施すること。
・ 仮に,今回の乾燥しいたけを100g食べたとしても,0.275μSVの内部被爆で あり,単一の内部被爆として健康影響を評価した場合,健康上,問題ないこと。
■ 保健福祉部から,今回の調査結果等を徳島市に連絡し,連携して適切な対応を図る旨,報告があった。
■ 教育委員会から,学校給食に関係する市町村教育委員会へ,今回の調査結果等について情報を周知する旨,報告があった。
■ 経営戦略部から,私立学校の関係者に対し,今回の調査結果等について情報を周知する旨,報告があった。
■ 農林水産部から,県内農畜水産物について,次のとおり報告があった。
・ 県産農畜水産物については,平成23年8月から毎月1回,定期的に検査を実施しており,これまでに「生しいたけ」を含む24品目164検体を検査し,いずれも異常はなく,今後も,本県産ブランド農畜水産物の出荷時期に合わせ,検査体制に万全を期すこと。
・ 「しいたけ栽培」に係る原材料については,平成24年2月から3月にかけた調査でも,国が検査対象としている17都県からの移入は確認されておらず,今後も原材料の17都県からの移入に留意するとともに,移入事象が確認された場合には,移入先からの証明書の確認及び検査を早期に行うよう,指導を引き続き徹底すること。
■ 最後に,政策監から次のとおり指示があった。
今回,県外産の「乾燥しいたけ」から基準値を超える放射性セシウムが検出されたことは,県民の皆さんに非常に不安を感じさせる事案であり,県民の皆様の安全・安心を確保する上から,何点か指示する。
① 業者において自主回収が行われている状況であるが,回収については,万全を期すこと。また,各部局における対応を徹底して行うこと。
② 今回,一部の乾燥しいたけにおいて基準値を超えるものが検出されたが,決して全ての乾燥しいたけが基準値を超えているわけではないので,県民の皆様が過度な不安を抱かれることのないよう,県ホームページ等により正確な情報を周知すること。
③ 県民の皆様からの問い合わせが想定されることから,ゴールデン・ウィーク中も相談に対応できるよう,危機管理部内に相談窓口を設置すること。
④ 徳島県は全国一のしいたけ生産地であり,本県産の農畜水産物に対する風評被害がおこらないよう,検査について危機管理部と連携して行うこと。
⑤ 万一,今回の事案に該当する乾燥しいたけを食べられることがあっても,すぐに健康上問題はない数値であり,県民の皆様には冷静な対応をお願いしたいこと。
以上
◆本件に関する相談窓口についてはこちらをご覧ください。
http://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2012082300938/
◆これまでの徳島県における食品の放射性物質の検査結果についてはこちらをご覧ください。
http://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2012082700349/
◆本件に関する徳島市の対応について(徳島市ホームページより)
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/hoiku/osirase20120503_01.html
【添付資料】