危機管理連絡会議の開催結果について(令和5年7月20日・「熱中症に関する注意喚起」について)

2023年7月20日

 以下のとおり、危機管理連絡会議を開催いたしましたので、お知らせいたします。

1 日  時:令和5年7月20日(木)10:00~10:15
2 場  所:県庁4階 405会議室
3 出 席 者:危機管理環境部次長、危機管理政策課長、健康づくり課副課長、
       消防保安課副課長、各部局主管課副課長など 計18名 
4 協議概要:「熱中症に関する注意喚起」について

 ■健康づくり課から説明
  ・本県では、令和3年には2名、令和2年、令和元年にはそれぞれ8名が熱中症で
   死亡しており、すべての人にとって危険である。
  ・熱中症は適切な対応により予防することができるため、国や県から発信される情報を
   活用し、行動の参考にしてほしい。
  ・特に、高齢者や子供などの熱中症リスクの高い人に対して、周りの人による
   サポートをお願いしたい。
  ・子供は#8000、大人は#7119に電話いただけば、医療職と電話相談が可能。
  ・各部局でも、HPやチラシを活用し、注意喚起に取り組んでいただきたい。
  
 ■消防保安課から説明
  ○「県内の熱中症による緊急搬送状況」について  
  ・7/10~7/16の救急搬送者は全国で8,189名であり前週の約2倍となった。
  ・県内でも、7/3~7/9の搬送者35名から、7/10~7/16には57名と大幅に増加。
  ・適切な熱中症予防の啓発を行うとともに、今年度より「救急車の適正利用」の
   重要性について、小・中学生、高校生の理解・関心を深めるポスターコンクールを
   実施。
  
  ■各部局から、それぞれの熱中症対策について報告
  ○経営戦略部
  ・県内の私立学校(幼稚園・小中高・専修学校など)に対し、運動時の水分補給や
   休憩の実施、学校の空調設備の有効活用など熱中症対策について、注意喚起を実施。
 ○未来創生文化部
  ・こども家庭庁からの通知に基づき、県内の保育施設に対して熱中症対策強化への
   協力依頼を実施するとともに、徳島県私立保育園連盟定期総会で注意喚起を実施。
  ・文化施設、スポーツ施設、中央こども女性相談センター、徳島学院などで、
   エアコンの適切な使用やこまめな休憩、水分補給の呼びかけ。
  ○保健福祉部
  ・「熱中症警戒アラート」発表時、県公式ツイッターやLINE、HPで注意喚起を実施。
  ・介護施設や障がい者施設等と連携し、利用者への注意喚起を実施。
  ・SNSを利用されていない方への注意喚起として、関係施設と連携したチラシ配布を実施予定。
  ・大塚製薬との連携協定に基づき、啓発ポスターの作成、事業所等への掲示を予定。
  ○商工労働観光部
  ・所管する県有施設、商工団体、観光関係機関への熱中症注意喚起と、
   熱中症対策の一層の強化について協力依頼を実施。
  ・テクノスクールにおいて、ファン付きの作業着の着用などによる、
   訓練生の熱中症予防の実施。
  ○農林水産部
  ・JAほか関係団体に対して、熱中症対策の一層の強化依頼と啓発ステッカーを配布。
  ・農業関係者に向け、県HPにおいて注意喚起。
  ○県土整備部
  ・部内所属長及び県民局県土整備部長に対して、注意喚起と受注者への指導を依頼。
  ・建設業の関係団体に対して、注意喚起と関係企業への周知を依頼。
  ○教育委員会
  ・小中学校、県立学校の教員を対象とした熱中症講習会をオンラインで開催。
  ・市町村教育委員会や県立学校に対し、熱中症対策の強化等の通知を発出。

 ■危機管理環境部次長から、次のとおり各部局に指示
  ○「熱中症への注意喚起」について
  ・本県では「熱中症警戒アラート」が、7月9日以後、本日まで12日間で
   9回も発表されるなど、危険な暑さが続いている。
  ・例年、梅雨明け後に搬送患者数が増えており、本年は梅雨明け前から
   増加傾向が見られる。
  ・近年、全国の熱中症による死亡者数は毎年1,000名を超えており、本県でも
   死亡事案の発生が懸念されている。
  ・県では、「熱中症警戒アラート」の発表情報について、県HPや公式ツイッターでの
   発信に加え、今年からLINEや安心とくしまHP、防災情報ツイッターも加え、
   重層的かつタイムリーにお知らせしている。
  ・本年5月には改正気候変動適応法に基づく「熱中症対策実行計画」が策定され、
   来年には「特別警戒情報」の発表も予定されているところ、都道府県においては、
   熱中症対策のための庁内体制を整備し、広域的な対策を推進するよう求められており、
   全庁が連携した取組をお願いしたい。
  ・以下の3点を特に留意をお願いしたい。
   ・熱中症は県民一人一人の予防行動が重要であることから、
    機会ある毎に、県民の皆様に注意喚起・啓発を行っていただきたい。
   ・注意喚起・啓発にあたっては、特に高齢者や子供など熱中症のリスクが
    高い方への見守りや声がけなどに、留意していただきたい。
   ・併せて、夜間などに熱中症の疑いがあり、すぐに医療機関を受診した方が良いか
    迷った際には、大人は「#7119」、子供は「#8000」の電話医療相談を、
    活用できることを周知いただきたい。
  
  ○その他(水難事故について)
  ・学校等が夏休みを迎え、水難事故の発生が懸念されるため、各部局においても、
   機会を捉え、注意喚起を行っていただきたい。

   

R50720_危機管理会議【資料一式】.pdf(5MB)  20230720 危機管理連絡会議開催結果.pdf(136KB)

   

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