危機管理連絡会議の開催結果について(令和5年6月19日・マダニによる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」等の感染予防について)

2023年6月19日

 以下のとおり,危機管理連絡会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。

 

1 日  時:令和5年6月19日(月)9:00~9:10
2 場  所:県庁4階 405会議室
3 出 席 者:危機管理環境部副部長、危機管理環境部次長、危機管理政策課長、
       感染症対策課長、安全衛生課長、各部局主管課副課長など 計19名 
4 協議概要:マダニによる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」等の
       感染予防について

 

■感染症対策課から説明
○今年に入り初めて重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者が確認された。
○患者は、美波保健所管内に在住の70歳代の男性で、6月15 日に発熱、6月16 日に医療機関を受診。
○医療機関から美波保健所に検査の依頼があり、昨日、保健製薬環境センターの検査でSFTSの陽性が確認され、現在は医療機関に入院・加療中。
○予防方法としては、マダニに咬まれないことが最も重要。
○県医学・感染症専門員である馬原先生からは、春から秋にかけてが活動期であり、
 ・草むらや、山に出かける際は、肌を露出しない服装にすること
 ・屋外活動後は、マダニが付着していないか確認すること
 ・咬まれたり、発熱等の症状があった場合は、直ちに医療機関を受診すること
   などの話をいただいている。
○県では、マダニの活動が活発となる時期に備え、先月、市町村や関係機関に対し、リーフレットを配付するとともに、ホームページで注意喚起を行っている。
○SFTS は、四類感染症に分類されており、通常は県感染症情報センターから、届出数等の公表を行っているが、今回は、今シーズン初ということもあり、県民の皆様への注意喚起等「感染対策上の必要性」から、特に個別発表を行うもの。
○マスコミの皆様には患者等の個人情報については、プライバシー保護の観点から、特定されることがないよう、格段の御配慮をお願いする。
   
■安全衛生課から説明
○動物由来感染症から人の健康を守るため、令和5年3月に「徳島県ワンヘルス条例」を制定したが、「ワンヘルス推進」にあたっては、県民一人一人の理解が必要であり、県や医師等の関係機関が協力・連携して実施することとしている。
○条例では県の責務として、「ワンヘルス」に関する知識の普及や、活動の支援、動物由来感染症に関する連携体制の整備、発生防止などを規定している。
○9月の「ワンヘルス推進月間」には、「ワンヘルス」の意義・重要性などについて、県民に広く周知・啓発を行うため、セミナーや講演会を開催する予定であり、庁内関係部局には協力をお願いする。
 

■危機管理環境部副部長から、次のとおり各部局に指示
○重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染予防について
  ・マダニによる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」による「陽性患者」が、今年度、初めて確認。マダニは春から秋にかけて活動が活発になり、SFTSは重症化すると死に至ることもある病気であるとともに、「日本紅班熱」などの感染症も媒介している。
  ・マダニが媒介する感染症の予防方法は、マダニに咬まれないことが最も重要であり、さらに、専門家の方からは、マダニに咬まれたり、発熱等の症状があった場合は、直ちに医療機関を受診すべき、との話もいただいている。
  ・さらに、本年3月制定の「徳島県ワンヘルス推進条例」において、県の責務として、動物由来感染症の「発生防止」、「連携体制の整備」が定められている。
  ・6月から新体制となったことから、庁内関係各課や関係機関等との連携を再度、確認するとともに、様々な機会を捉えて、感染の予防啓発や注意喚起を図ること。
  
○その他(北朝鮮情勢について)
  ・5月31日、6月15日と弾道ミサイルの発射が続いており、早期に衛星の再打ち上げを行う、との報道もされている。
  ・今後も、北朝鮮関連の情報を緊張感を持って注視し、次の発射がなされた場合には、速やかに情報収集を行うとともに、庁内はじめ、市町村等との的確な情報共有に努めること。

 

R50619_危機管理連絡会議開催結果.pdf(118KB)  R50619_危機管理会議【資料一式】.pdf(2MB)

 

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