危機管理会議の開催結果について(令和4年11月3日)
以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日 時:令和4年11月3日(木) 午前10時30分から午前10時35分まで
2 場 所:県庁3階 特別会議室
3 出 席 者:政策監,政策監補兼危機管理環境部長,危機管理環境部副部長,
危機管理政策課長,環境管理課長,各部局主管課長など 計20名
4 協議概要:北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る対応について
■危機管理政策課からの報告
・本日,午前7時40分前後に,北朝鮮が多数のミサイルを日本海方面に発射し,
そのうちの一つは,中距離の弾道ミサイルで,高度約2,000km,飛翔距離約750kmで,
日本海に落下したものと見られている。
・また,7時40分頃に発射されたものは,日本列島を越えて飛翔する恐れがあると
探知されたため,7時50分頃に,宮城県,山形県,新潟県にJアラートが発表されたが,
その後,防衛省において,日本列島を越えず,日本海上空で消失したことが確認された。
・今回の発射を受け,本日,岸田総理からは,
・情報収集・分析に全力を挙げ,国民に対して,迅速・的確な情報提供を行うこと
・航空機,船舶等の安全確認を徹底すること
・不測の事態に備え,万全の体制をとること
の3点について指示がなされた。
・本県における対応として,直ちに,情報収集体制を構築し,
市町村等への情報提供を実施するとともに,
・本県においては,Jアラート,エムネット等の発動がないこと
・日本海への本県出漁漁船がないこと
を確認した。
・引き続き,情報収集を続けるとともに,市町村はじめ関係機関等への
情報提供に万全を期して参る。
■環境管理課からの報告
・弾道ミサイル発射直後の午前8時現在,
県内4箇所の「モニタリングポストによる放射線量(空間放射線量率)」の測定結果は,
通常の範囲であり,発射前から変化なく,
本県の大気環境には現在のところ影響はないと考えられる。
引き続き,監視を続け,測定結果に異常値があれば直ちに報告を行う。
■政策監から次のとおり指示
・日本を含む国際社会がたび重なる自制を求めてきた中で,
北朝鮮が弾道ミサイルの発射を強行し,本日,7時50分に
宮城県,山形県,新潟県にJアラートが発表され,多くの国民に不安を与えた。
・その後,日本海上空で消失したことが確認されたとはいえ,
このような暴挙は断じて容認できないものである。
・今回の発射を受け,本日,政府は国家安全保障会議(NSC)を開催し,岸田総理からは,
危機管理政策課から報告のとおり,指示があった。
・北朝鮮は9月以降ミサイル発射を繰り返しており,
昨日も23発以上のミサイルを発射し,100発以上の砲撃を行ったと報道されており,
さらに,近日中にも核実験に踏み切るとの観測も高まっている。
・本県でも,こうした事態を受け,以下の3点を指示する。
①市町村と連携し,緊急時の県民への情報伝達体制に万全を期すこと。
②万が一の事態に備え,落下物への対処など必要な手順について,
改めて,関係者や県民への周知を図ること。
③各部局においては,引き続き,危機管理環境部に情報を集約する危機管理体制を維持し,
県民の安全・安心を守るため,最善を尽くすこと。