危機管理連絡会議の開催結果について(令和4年10月7日)
以下のとおり,危機管理連絡会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日 時:令和4年10月7日(金)18:00~18:10
2 場 所:万代庁舎3階 特別会議室
3 出 席 者:危機管理環境部副部長,危機管理環境部次長,危機管理政策課長,
安全衛生課長,鳥獣対策・ふるさと創造課長,畜産振興課家畜防疫対策担当室長,各部局主管課副課長など計20名
4 協議概要:「鳥インフルエンザ・とくしまアラート」のステージ引き上げ等について
■畜産振興課から説明
・本日,宮城県栗原市で回収した「野鳥」について,検査の結果,
高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。
・今回の事例を受け,環境省の野鳥サーベランスにおける全国の対応レベルが
「対応レベル2」から「対応レベル3」に引上げられた。
・本県の対応として,本日「鳥インフルエンザ・とくしまアラート」の発動レベルを
「ステージⅡ(感染拡大注意報)」から「ステージⅢ(感染拡大警報)」に引き上げ,
県内全養鶏農家に情報提供・注意喚起を図るとともに,
飼養衛生管理基準に基づく衛生対策の徹底について指導を強化して参る。
・死亡野鳥を発見した際の相談窓口について,県民の皆様に周知するとともに,
市町村や日本野鳥の会徳島県支部等の関係機関と連携し,
野鳥における監視体制を強化して参る。
・10月4日に,佐那河内村において捕獲した「野生いのしし」について,
本日,検査の結果,県内13例目の「豚熱」陽性が確認された。
・県内全養豚農家に情報提供・注意喚起を図るとともに,
引き続き,養豚場における発生予防対策や,「野生いのしし」における
「まん延防止対策」の徹底,相談窓口における正確な情報提供に努め,
防疫対策を強化して参る。
■安全衛生課から説明
・県外農場から県内食鳥処理場への搬入において,異常鶏は確認されなかった。
・食鳥処理場に対して,搬入予定農家への飼養状況の確認徹底等の指導を行った。
・公益社団法人徳島県獣医師会・食鳥検査センターに対して,
出荷状況報告書の確認徹底等の指示を行った。
・鳥インフルエンザに感染した鶏等は市場に出回らないことや,
食鳥肉,鶏卵を食べても,鳥インフルエンザは人に感染しないことを周知する。
・動物愛護管理センターを中心として,鳥類飼育施設への指導や,飼育者への啓発を実施する。
■危機管理政策課から説明
・万一,県内農場で高病原性鳥インフルエンザが確認された場合には,
防疫措置のため,当課から各部局の皆様へ動員をお願いすることとなっている。
・来る10月19日,職員会館にて東部圏域の知事部局職員を対象に,
防疫措置内容と防護服の着脱についての防疫研修会を開催する。
・現在,担当から各部局へ研修会参加者に関する照会をさせていただいているところであり,
積極的な参加をお願いする。
■危機管理部副部長から,次のとおり各部局に指示。
・農林水産部においては,直ちに県内養鶏農家に情報提供を行うとともに,
県内での発生を防止するため,養鶏場における異常鶏の早期発見・早期通報,
野生小動物侵入防止対策や,消毒の強化など
飼養衛生管理基準に基づく衛生対策の徹底・強化を図ること。
・県民の皆様の不安を払拭するとともに,死亡野鳥を発見した際の相談窓口について,
県民の皆様への周知を行うこと。
・発生予防・まん延防止対策に必要となる消石灰や防護服などの防疫資材について,
改めて,現在の備蓄状況を確認し,早め早めの対策を講じること。
・各部局におかれては,本県養鶏農家で万一,高病原性鳥インフルエンザが発生した場合,
防疫措置の対応のため,全庁的に職員を動員することになることから,
関係者との情報共有を徹底するため,緊急連絡体制の再確認を行っていただくとともに,
動員体制について,改めて確認をお願いする。
・最後に,去る10月4日に,国際社会が自制を求めてきた中で,
北朝鮮がわが国領域を通過する弾道ミサイルを発射したところであるが,
昨日の早朝にも,新たに2発の弾道ミサイルを発射するなど,
挑発行為がエスカレートし,また,近々,核実験を行うとの報道もあることから,
先日の危機管理会議において,知事から指示があったように,
市町村と連携し,緊急時の県民への情報伝達に万全を期すことや,
万が一の事態に備え,落下物への対処など必要な手順について,
改めて,関係者や県民への周知を図ること,
危機管理環境部に情報を集約し,対応を行うことなど,改めて確認をお願いする。