「災害時連携モデル」実証実験の実施について
2017年3月14日
徳島県と株式会社セブン&アイ・ホールディングスは,南海トラフ地震をはじめとする大規模災害発生時の新たな被災者支援モデルの構築に向け,情報発信連携に係る実証実験を実施しました。
1 目 的
熊本地震においては,「車中泊」や「テント村」等,避難行動が多様化し,従来の避難所を核とする支援体制だけでは,その状況把握やケアが困難であるなどの課題が指摘されています。このため,徳島県では,去る平成29年1月16日にセブン&アイ・ホールディングスと合意した「新たな支援モデル構築に向けた取組み」の一環として,情報発信連携に係る実証実験を実施しました。
2 実施日及び実施場所等
日時:平成29年3月14日(火)15時15分から
場所:徳島県庁,徳島市役所,セブン&アイ・ホールディングス及びセブン-イレブン徳島ダイワロイネットホテル店
内容:情報発信連携に係る実証実験
3 実施した実証実験の流れ
(1)徳島県からセブン&アイ・ホールディングスへ情報発信連携を要請
(2)徳島県から徳島市へ,セブン&アイ・ホールディングスとの連携確立を連絡
(3)徳島市からセブン&アイ・ホールディングスへ被災者向け情報を発信
(4)セブン&アイ・ホールディングスから緊急同報配信メールにより,対象店舗へ通知
(5)セブン-イレブン徳島ダイワロイネットホテル店において,マルチコピー機により印刷し,店頭掲示
4 今後の取組み
○今回の実証実験で得た課題や成果を徳島県とセブン&アイ・ホールディングスにおいて検証を重ね,「新たな被災者支援モデル」の構築を目指します。
○今後,物資の支援拠点としての,コンビニエンスストア活用の可能性についても,検討を進め,実証実験につなげる予定です。