Q 消費者の方はなぜ野菜などの外見にこだわるのですか

2015年7月1日

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  生産者としてもできるだけ農薬は使いたくないのですが、消費者の方はなぜ野菜などの外見にこだわるのですか。
   ・外見にこだわらずに野菜を買ってもらえるのなら、農薬の使用量を減らすことも可能なのですが。
   ・外見が悪い野菜は、出荷規格外品として市場へ出荷できないか、又は出荷しても安値で取り引きされることとなります。

 

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消費者側の回答例

   ・消費者は外見にこだわるというのではなく、安心して食べられるということが大前提です。

     農薬の使用を控えて見栄えの良いものを作るのはたいへん手間がかかり、価格にも反映されると思いますが、その手間の価格は理解できます。私たちとしては農薬の使用基準をしっかりと守って、かつ残留農薬のチェックをしっかりとしていただきたいです。(30代主婦)


   ・見栄えよりも安心を買いたいです。農家や生産者の現状は、知っているようで知らないので、農薬のことも含め栽培の方法などを消費者に知らせて欲しいです。その上で選択できる「賢い消費者」になりたいです。(40代主婦)

 

   ・できるだけ農薬を減らして欲しいのは消費者も同じです。料理するのに差しさわるほどの変形や病気のものでないかぎり、さほど外見にこだわるつもりはありません。最近、少し虫食いの跡があっただけで野菜が返品されたということを聞きますと、消費者ももう少し学習し、生産者と交流する機会を持ちながら、お互いの信頼で、安心できる地元の農産物を使っていきたいと思います。(50代主婦)

 

   ・農産物は工業製品ではないのですから、もともと虫食いも不揃いも当たり前。無理なく作られた、その季節のものを食べることを忘れてしまったところに問題があります。農薬の要、不要以前に、自然の食べ物に対する価値観の見直しが必要と思います。農薬は高いと聞きます。誰が考えても高いお金をかけて、健康へのリスクを心配して、形の良さばかりを求める人はいないでしょう。流通の過程で不揃いのものを、はねるような無駄はしないでください。(60代主婦)

 

流通関係者の声
   最近の卸売市場での流通は、スーパーなどの量販店取引が中心で、全体の6割位を占めています。スーパーなどの量販店は、規格の中ではL・M級を中心に、センターでの全量調達や地域調整調達、市場外からの導入などの方法で仕入れを行い、また販売方法もバラ売り、少数パック、カット販売など、アイテムごとに商品価値を高め見栄えを良くして、いかに消費者のニーズにマッチさせ、値頃感を出すかという点に力点をおいた販売システムを構築しています。
   このためスーパーなどの量販店では、規格外品はほとんど扱われず、転送や業務加工仕向及び小売店(八百屋様)向けについても、規格が劣る商品とか見栄えの悪い品物などは買い手がつかず、販売するのは難しいのが現状です。

 

食品販売事業者の声
   販売する側も、お客様が同価格で買っていただけるなら外見にこだわらないのですが、実際、店頭では消費者の方は色のきれいなもの、形のきれいなものを選んで買われて、形の悪いものや色の悪いものは残ってしまいます。このため、販売する側も、規格にこだわるのだと思います。
   最近では、地産地消など、生産者の顔の見える農産物の販売に各社が取り組んでいます。

   こういう取組みから、消費者の方の意識も徐々にかわってくるのではないかと思います。

 

※ 回答例は、平成18年に回答いただいたものを掲載しています。

 

<参考>農林水産省:農薬の生産量・出荷量の推移

1980年以降減少傾向にあります。

http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/pdf/25seisan_suii.pdf

 

 

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県民くらし安全局安全衛生課
電話:088-621-2110