防災とくしまポッドキャスト 第36回 災害をめぐる「行政」と「住民」の関係を考える(H21.3.23公開分)

2013年7月12日

東南海・南海地震への備えを進める徳島県がお届けするインターネット放送、防災とくしまポッドキャスト。
毎回、防災に様々な立場から携わる方々をお招きし、現状や新たな取り組みをご紹介します。

  第36回 災害をめぐる「行政」と「住民」の関係を考える(H21.3.23公開分)

群馬大学大学院 教授 片田敏孝さん

 

平成20年6月から平成22年3月まで、全75回にわたってお届けした「防災とくしまポッドキャスト」を再公開しています。

 

これまで日本の防災では、堤防整備など行政によるハード対策が一定の成果を上げてきました。いま防災を考える時、この行政主導の取り組みは、結果的に住民の行政依存を強めることになっているのでは、と片田先生は考えています。

例えばかつて頻繁に起きていた洪水。行政は、100年に1回(発生する規模)の洪水に備えた堤防を造る事で地域から多くの洪水(災害)を取り除きましたが、一方で住民は小さな災害をやり過ごす「地域の知恵」を失い、無防備なまま行政への依存を強めているのでは、と片田先生は指摘します。

行政と住民の間にあるこうした問題点を見つめ、行政の限界や、自助・共助・公助の考え方等についてお話を伺います。

 

【参考サイト】

群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻 - 災害社会工学研究室

 

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