「一日前プロジェクト」エピソード98 ~安否は市役所より近くの公民館 - いつものところに問い合わせ - ~

2011年7月20日

いつものところに問い合わせ

(福岡市 70代 男性)

 

うちの小学校区は、核家族がほとんどです。三世代、四世代と一緒に暮らしている子は、小学校の1クラスに1人か2人ぐらいしかいません。あとは全部核家族。

 

お年寄りのひとり暮らしとか、夫婦だけで生活していて、お子さんが遠方に住んでいるというような家も多い。

 

とにかく地震の後は携帯電話がつながらんでね。公民館にも名古屋とかよそから安否確認の電話がかかってくるんです。「無事でしょうか?」と。

 

家にかけても電話がつながらない。よしんばつながったとしても、避難しているから家には誰もいない。それで心配してかけてくるんです。わりに住民の方が公民館を利用してあるから、わかっているんですね、大体。「そこに避難していますか?」ってきいてくる。その息子さんもこの町で育っているから、家にいなければ公民館かなと思うのでしょうね。

 

役所の方も来られましたけど、イの一番はやっぱり近所の人ですね、頼りになるのは。

 

遠い親戚よりも役所よりも、ふだんの日々の生活の中で地域活動という、そういうことではぐくまれたものがやっぱり一番大切だなと思いました。その地域活動のベースにあるのが公民館なのです。

 

何かのときには公民館に電話する。何かあったらどこそこに電話すればというのが1つあると、出かけておっても安心していられます。

お問い合わせ

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防災企画担当
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