「一日前プロジェクト」エピソード115 ~どうすりゃいいの?帰宅難民~

2011年11月17日

帰宅難民

(福岡市 50代 男性)

 

地震が起きたのは、日曜日の10時53分ごろ。皆さんが起きている時間帯だったことは、不幸中の幸いでした。これが夜中だったら、大変なことになっていただろうと思います。

 

問題だったのは、当日、多くの人びとが繁華街に集まっていたことですね。仕事やショッピングで、そこに集まってきた人たちが、余震等で起こる2次災害を防ぐために、建物から全員外に出されたわけなんです。そうすると、公共交通機関が止まっている、あるいは道路が使えない状況にありましたので、帰るに帰れない、いわゆる「帰宅難民」が生まれたのです。ここのところが、1つのポイントだと思います。

 

もう1つは、市の中心部のマンションは、外からはわからないけれど、家の中は相当被害を受けている状態でしたが、被災者の方が助けてくれという意思を示さない、どこへ伝えていいかわからないという状況だったことです。だから、震災後は、ボランティア活動のニーズの掘り起こしに力を注ぎました。

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