高圧ガスの基礎知識(第7回)

2010年3月11日

消防保安課では「高圧ガス保安法」という法律を所管しています。

 

この法律は高圧ガスの規制や自主保安の取り組みを促進することにより、公共の安全を確保することを目的に制定されています。

このシリーズでは、高圧ガス保安法による規制のあらましや基礎知識に加えて、ちょっと得した気分になる雑学をご紹介しています。

 

第7回目です。今回から数回にわたって、爆発についてお話しします。

 

爆発は、物理的爆発と化学的爆発に分類してお話しします。

 

まず、物理的爆発についてです。

 

言葉自体は難しそうですが、簡単に考えてみましょう。

 

ビニール袋に空気を送り込んでみましょう。

 

パンパンに張り切っった状態で、更に空気を入れるとビニール袋がパンと張り裂けてしまいますよね。・・・・・このような現象が物理的爆発といわれます。

 

中の空気の「もっと広がりたい」という力と

 

ビニール袋の「張り裂けるのはいやだ」という力のせめぎ合い。

 

中の空気の力が勝っていれば、ビニール袋の一番弱いところから張り裂けてしまいます。

 

このように外側の容器(入れ物)の「張り裂けるのを我慢する力」の限界を超えて、中の物質(上の例で言えば空気。)の圧力が物理的に高くなったときに発生する爆発が物理的爆発といいます。

 

さて、次に化学的爆発についての説明です。見たとおり何か化学反応が引き起こす爆発であろうと思いますよね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正解。

 

この化学反応・・「燃える」という化学反応です。

 

「燃える」・・・・たき火や料理の煮炊き等・・・日常生活でよく見かける現象です。

 

しかし、どういうことが起こってるの?と深く考え無いですよね。

 

さて、それでは「燃える」ってどんなこと?というのを考えてみましょう。

 

いいところですが、長くなりましたので、続きは次回。

 

第8回に続く

お問い合わせ

消防保安課
保安担当
電話:088-621-2282
ファクシミリ:088-621-2849