AED(自動体外式除細動器)について

2019年5月21日

AEDとは
 AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を体中に送り出せなくなった状態(心室細動)になった場合に、電気ショックを与え、正常な状態に戻すための医療機器です。
 電気ショックが必要かどうかを解析し、音声によって使い方をガイドしてくれるので、容易に使用することができ、平成16年7月から医療従事者でない一般の方でも使用できるようになりました。
 現在では、公共施設だけでなく、駅、会社、レジャー施設、ショッピングセンター等の様々な場所への設置が進んでいます。

 

AEDの効果
 心室細動になってから電気ショックを行うまでの時間が1分遅れるごとに社会復帰率が7~10%ずつ低下することが知られており、日本では119番通報から救急車が到着するまでに平均8分以上かかるため、救急車到着前に救急現場にいる県民が心肺蘇生法と共にAEDを用いて除細動を行うことが必要です。

 

AEDの設置場所(AEDマップについて)
 設置場所については、次の「全国AEDマップ」から検索できます。


日本救急医療財団 全国AEDマップ
https://www.qqzaidanmap.jp/map/my_map?latitude=34.06575&longitude=134.559278&zoom=16

全国AEDマップ徳島県表示


・よく使用する施設には設置されているか
・施設内のどこに設置されているか
を日頃から確認しておき、いざというときにすぐに使用できることが重要です。

 

また、新しくAEDを設置した場合には、全国AEDマップへの登録をお願いいたします。

既にAEDを設置済みの場合でも、全国AEDマップの定期的な更新をお願いいたします。

(耐用年数である8年を経過したAEDの情報は、マップから削除されます。)

使用可能な時間帯等の重要な情報についても、追加で登録することが可能となっておりますので、

是非ともご登録をお願いいたします。

 

↓新規登録または登録内容の変更方法はこちら

http://qqzaidan.jp/aed_settitouroku/

 

 

AEDの適正な管理や配置について
 医療機関、消防機関、行政がメンバーとなったメディカルコントロール協議会において、AEDの適正な管理や配置について改めて検討いたしました。

次の内容を御確認の上、AEDを既に設置済みの皆様、新しく設置を検討している皆様の御協力をお願いいたします。

 

AEDの適正な管理や配置について意見書(MC協議会).pdf(76KB)

 

 1 AEDの管理について
   AEDを設置済みの施設では、次のことに留意し、改めて適正な管理について御協力をお願いいたします。
   ・日常点検(AEDが正常に動くかどうかが分かるランプ等の表示の確認)
   ・消耗品の交換(電極パッド及びバッテリーの寿命を確認)
   ・AED本体の寿命前の交換(耐用年数の確認)
    ※リース契約等により、管理を専門の事業者に委託する方法も有効。

 

 2 AEDの配置について
   次のような場所への配置を推奨しますので、各関係機関または関係団体の御協力をお願いいたします。
   ・公共施設が近くにない地域の民間施設
   ・24時間365日営業している店舗(コンビニエンスストア、飲食店等)
   ・山間部等の市街地から離れた場所にある施設(自治会の集会所、消防団詰所等)
   ・人が集まる等、AEDを使用する事案が発生する確率の高い場所
    (遊興施設、レジャー施設、食料品店、ショッピングセンター等)
   ・人や物の流通に合わせた配置(宅配事業者や移動販売事業者の配達車両等)

 

また、参考としまして、一般財団法人日本救急医療財団が作成しております「AEDの適正配置に関するガイドライン」はこちらです。

AED適正配置ガイドライン(一般財団法人日本救急医療財団作成).pdf(310KB)

 

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広域医療室
電話:088-621-2732