平成24年度災害看護研修会報告(平成24年9月29日開催)

2012年10月17日

このことについて、つぎのとおり開催しましたので概要報告と資料の掲載をします。 

 

【テーマ】三連動地震に備え、今から看護職としてできることは何かを考える
【ねらい】昨年の東日本大震災での医療体制の課題が明らかになり、本県においても「東海・東南海・南海」三連動地震に備え、災害医療体制の強化を図っているところであり県内の医療関係施設でも対策を講じている。

     そこで、各施設での対策や実践活動を報告し、看護職としてできることは何かを考えることで、県内の災害時医療体制の強化を図る。
【日時・場所】平成24年9月29日(土)10時~正午 徳島県看護会館
【内容】シンポジウム  

 座 長       徳島県看護協会 水口艶子会長

 

徳島県における災害医療対策.pdf(641KBytes)  県医療政策課木下 慎次

 

●三連動地震に向けての実践報告

10分間で何ができるか-災害訓練を行って-.pdf(1.56MBytes) 県立海部病院 濱川 みさこ
 災害時における精神科病院看護師の役割について.pdf(582KBytes) 桜木病院 上岡 住江
 腎センターの災害対策.pdf(2.0MBytes)  麻植協同病院 中野 敦子

 手術室の災害対策.pdf(800KBytes)

麻植協同病院 葛籠 比佐美     
 三連動地震に備えて、今から看護職としてできることは何かを考える.pdf(796KBytes) 田岡病院

藤島 智子        

 三連動地震に対する備えと課題の検討~非常時の食事提供を考える~.pdf(2.43MBytes) たまき青空病院     

石田 ゆうき

 災害拠点病院・赤十字医療救護班としての備えとは.pdf(3.99MBytes) 徳島赤十字病院         服部 裕子

 

                                                                                                     

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【参加機関・参加者】96施設・290名

【概 要】 
 シンポジストとして、先ず医療政策課木下課長より「徳島県における災害医療対策」について取り組みの説明があり、各医療機関からは、災害訓練等の実践報告がありました。
 その後、各シンポジストに具体的な質問があり、参加者との情報共有が図られました。
  質問としては、「職員の連絡網や安否確認の方法は」「災害医療コーディネーターの役割は」「看護職員への意識付けの工夫は」「災害時は陸の孤島になるが救援活動は大丈夫か」「近隣施設間の連携は」等が出され、シンポジストとの意見交換を行いました。
  今回の研修会を通して、
・災害訓練を必ず行う。各施設での工夫を行う。それにより平時からの危機意識の向上が図られる。
・特殊な部署の発生時マニュアルを作る等動けるマニュアルの作成・改善に取り組むことが必要である。
・他施設との連携や県・看護協会との支援体制を構築する等「連携」の重要性である。等が確認されました。
 今後とも、各施設で災害訓練や参集訓練、マニュアルの作成・見直しを行うとともに、災害時の連携体制を構築するためには、日頃からの情報交換や情報共有が必要だと痛感しました。

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