危機管理会議の開催結果について(令和2年12月2日)
以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日時:令和2 年12月2日(水)10:00~10:10
2 場所:万代庁舎3 階特別会議室
3 出席者:知事、政策監,危機管理環境部長,各部局主管課課長など計23 名
4 協議概要:
近隣県「香川県」等における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について
(国内12例目、13例目、13例目の関連農場及び14例目)
■農林水産部から説明。
・本日,「宮崎県都農町」,「香川県三豊市」において,疑似患畜が確認された。
・三豊市においては、1例目の半径3km以内で、9例もの発生が確認されている。
・本県においては,引き続き、「消毒ポイントにおける養鶏関係車両の消毒」,「鶏舎周
囲の石灰消毒」,「鶏舎専用長靴,衣類等の使用」等を全養鶏農家に対し指導・徹底し
ている。
・特に、ネズミ等小動物によるウイルスの媒介の可能性が指摘されており,侵入防止対
策の徹底に加え,12月3日からは殺鼠剤の緊急配布を実施。
・本県での発生を前提とした全庁体制の確立についても、鋭意準備を進めている。
■鳥獣対策・ふるさと創造課から説明。
・本県の対応(野鳥の監視、検査)
①野鳥糞便20検体(検査中)②死亡野鳥の通報91件 うち検査対象9件全て陰性
・野鳥監視重点区域の巡回監視を継続して実施。
・日本野鳥の会や猟友会などと連携した監視強化。
・本格的な渡鳥の飛来シーズンを迎える為、野鳥糞便検査を強化(12月中旬に再度実
施)
・県民の皆様が、連絡しやすい体制づくりとして、「死亡野鳥対応フリーダイヤル」の
設置に向け準備。
・県民の皆様に,死亡野鳥を発見した場合の対応,ウイルス拡散防止のため水辺になる
べく近づかないことについて,分かりやすく伝えるため,県HPによる情報発信の充
実を行う。
・野外で活動される県民の皆様により広く周知するために、アウトドアやスポーツ用品
店の販売店などにチラシを配布。
■安全衛生課から説明。
・発生農場からの12/1及び12/2の県内食鳥処理場への搬入はなし。
・食鳥検査センターにおいても,直近1週間で、異常鶏は確認されていない。
・食鳥処理場や食鳥検査センターへの指導等を通じ,引き続き食鳥肉の安全確保に努め
る。
・愛玩鳥に関し動物園や動物取扱業者,飼育者への啓発を実施。
・県HPにおいては,食鳥肉・鶏卵の安全性・愛玩鳥についての啓発を実施中。
■知事から、次のとおり各部局に指示。
・「持ち込ませない」,「発生させない」体制をこれからもきっちりと続けていくこと。
・引き続き香川県境との6つの消毒ポイントを24時間体制で消毒体制をとっていただ
きたい。
・鶏舎周辺の消毒の徹底,ネズミなど小動物の侵入防止についてしっかりと対応するこ
と。
・死亡野鳥の確認について,協力いただく県民の皆様が,県にアクセスしやすいようフ
リーダイヤルの設置を急ぐこと。また,HPの掲載についても,分かりやすく対応す
ること。
・本県での発生を視野に入れ,初動体制の確認,特に手順については,抜かりのないよ
う,しっかりと点検を行うこと。
・今後の近隣での発生状況を注視しつつ,様々な資機材の点検,追加が必要な場合の予
算措置についても速やかに対応できるよう準備を始めること。