危機管理会議の開催結果について(令和2年11月26日)

2020年11月26日

以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。

 
1 日時:令和2 年11 月26 日(木)9:30 ~ 9:50

 
2 場所:万代庁舎3 階特別会議室

 
3 出席者:知事、政策監,危機管理環境部長,各部局主管課課長など計23 名

 
4 協議概要
「兵庫県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認」について(国内10例目)

 
■農林水産部から説明。
・昨日,兵庫県淡路市において,疑似患畜が確認された。(国内10例目)
・これを受け,「消毒ポイントにおける養鶏関係車両の消毒」,「鶏舎周囲の石灰消毒」,
 「鶏舎専用長靴,衣類等の使用」等を重ねて徹底しているところ。
・また,農林水産省「家きん疾病小委員会」において,香川県事案においては,

 点在する「ため池」に野鳥の集団が持ち込んだウイルス量が環境中で増大したこと,鶏舎内

 への侵入経路として「小型野生動物の侵入」や「人、物による伝播」の可能性が指摘

 されていることから,ネズミ等小型野生小動物の鶏舎等への侵入防止対策としての殺

 鼠剤等必要な資材の等の緊急配布,県内発生に備え防疫資機材の再点検を行って参る。
・本県で発生した場合の次の体制にて対応
①万代庁舎に危機管理対策本部、農林水産部対策本部,県民局等に現地対策本部を設置。
②殺処分は,防疫指針に基づき,原則24時間以内に処理。
③殺処分方法は,肉用鶏採卵鶏種類に応じ、泡殺鳥機、炭酸ガスにより実施。
④死体は発生農場内に埋却。埋却できない場合は、移動式レンダリング装置を活用
⑤発生農場からの感染拡大防止のため,状況を勘案し、消毒ポイントを設置
・疑似患畜の決定から各種防疫措置の実施等について、各部局で防疫措置の手順、職員
 の動員計画などを再度確認いただきたい。
■鳥獣対策・ふるさと創造課から説明。
・高病原性鳥インフルエンザ発生野鳥の状況について
・全国の野鳥監視レベルは、最も高い「対応レベル3」
・高病原性鳥インフルエンザ検出状況
①野鳥糞便2件②水鳥のねぐらから採取した水3 件③死亡野鳥検出事例なし
・本県の対応(野鳥の監視、検査)
①野鳥糞便20検体(検査中)②死亡野鳥の通報86 件うち検査対象9件全て陰性
・野鳥監視重点区域(三好市・阿波市の一部)の巡回監視、日本野鳥の会や猟友会など
 と連携した監視強化。
・本格的な渡鳥の飛来シーズンを迎える為、野鳥糞便検査を強化(12 月に再度実施)
・死亡野鳥を発見した場合は、県民の皆様には死亡野鳥の取扱いについて県HP 等も
 通じ周知。
・その他地域でも関係機関と連携し,全県下において死亡野鳥の監視を強化。
■安全衛生課から説明。
・発生農場(兵庫県)からの11/25 及び11/26 の県内食鳥処理場への搬入はなし。
・食鳥検査センターにおいても,直近1週間で、異常鶏は確認されていない。
・食鳥処理場や食鳥検査センターへの指導等を通じ,より危機感を持って,食鳥肉の安全確保に努める。
・動物園や動物取扱事業者,飼育者への啓発を実施。
・県HP においては,食鳥肉・卵の安全性・愛玩鳥についての啓発を実施中。
■知事から、次のとおり各部局に指示。
・これまでも香川県境との6つの消毒ポイントを24時間体制で行っているが,監視体制を緩めることなく対応すること。
・福岡,淡路からもいかに「持ち込ませない」かしっかりと点検していただきたい。
・水辺環境に多く存在する渡り鳥について,猟友会・野鳥の会とも連携し,しっかりと監視を行うこと。

 また,ネズミなど小動物の鶏舎への侵入防止対策も万全を期すこと。
・本県で発生することを前提に考え,紙面だけではなく,実践として取り組むフェーズに切り替える必要がある。

 今後どのような形で取り組むのが効果的か,しっかりと詰めた上で対応すること。
・県民の皆様からの死亡野鳥の報告について,場合によってはフリーダイヤルなど連絡しやすい体制を整えるとともに,

 どういった場合にどのような対処をとればいいかなどHP 等で分かりやすく発信すること。
・全国的に鳥インフルエンザが頻発していることによる,卵や鶏肉に対する風評被害を防止するため,

 しっかりと人体に影響のない旨広報すること。関係の皆様の協力もいただくようにすること。

開催結果.pdf(135KB)

会議資料.pdf(831KB)

お問い合わせ

危機管理政策課
電話:088-621-2280