危機管理連絡会議の開催結果について(令和2年1月8日)
以下のとおり、危機管理連絡会議を開催いたしましたので、お知らせいたします。
1 日 時:令和2年1月8日(水)16:00~16:20
2 場 所:万代庁舎4階 405会議室
3 出席者:危機管理部副部長、危機管理部次長、各部局主管課副課長など 計18名
4 協議概要
■「沖縄県におけるCSF(豚コレラ)の患畜の確認」について畜産振興課から説明。
・1月8日、沖縄県うるま市の養豚農場において、国内52例目及び53例目のCSFが発生。本件について、
県内養豚農家に対しては速やかに情報提供を行い、飼養豚に異常がないことを確認するとともに、農場の衛生対策の徹底を指導。
・国内では中部地方を中心に発生が確認されていたが、今回は沖縄県での発生となり、感染経路は不明。海外からウイルスが
持ち込まれた可能性もある。県内農家に対して飼養衛生管理基準の遵守など、衛生対策の指導を引き続き徹底するとともに、
万が一県内で発生した場合に速やかに防疫措置をとれるよう、引き続き関係機関と連携し、初動対応を含め、防疫体制の確認を行う。
■「中華人民共和国における非定型肺炎の集団発生」について感染症・疾病対策室から説明。
・1月5日時点で、中国の武漢市において非定型肺炎が59例発生。このうち7例が 重症であるが、死亡例は確認されていない。
感染経路は海鮮市場と関連した症例が多 いが、詳細は不明。病原体については、調査を継続中。本病の中国国内における発生
については、県感染症指定医療機関、医師会等、関係機関に周知。
・武漢市からの帰国者に発熱等の症状があった場合は、検疫官に申し出ることや医療機関を受診する際には、事前に電話連絡し、
医療機関の指示に従い受診すること を周知。今後、情報収集に努め、感染症の続報等正確な情報提供を行う。
■危機管理部副部長から、次のとおり各部局に指示。
・CSFがひとたび蔓延すれば、県内経済への深刻な影響が予想されるため、県内畜産農家や、他府県、関西広域連合などと
密接に連携し、車両や農場内の消毒の徹底など、ウイルスの侵入防止に努めること。
・ウイルスが侵入した場合は、早期発見と早期の封じ込めにより、感染の拡大防止を図ることが重要となるため、養豚場や
死亡した野生イノシシに異常がないか、農家や猟友会など関係者の間で密接に情報共有し、早期発見できる体制を整えること。
・万一、県内で発生した場合には、速やかな防疫措置のため、全庁的な職員の動員を求めることになるので、各部局においては、
改めて動員体制を確認し、迅速な対応に備えること。
・「CSF」、「ASF」はブタとイノシシの病気であり、人には感染せず、豚を食べても安全であるため、県民への正確な
情報提供を行い、風評被害の防止を図ること。
・中国の武漢市で発生した非定型肺炎については、引き続き、厚生労働省などからの情報収集に努め、詳細がわかり次第、
庁内はもとより、県民への速やかな情報提供を行い、所管する施設、関係者等への注意喚起を行うこと。
以 上