危機管理会議の開催結果について(平成30年12月27日)

2018年12月27日

以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。

 

1 日 時:平成30年12月27日(木)13:00~13:15

 

2 場 所:県庁3階 特別会議室

 

3 出席者:知事,政策監,危機管理部副部長,危機管理政策課長,畜産振興課長など 計23名

 

4 協議概要:家畜伝染病の防疫対策について
                  年末年始の危機事象対応について
               

(1)畜産振興課から以下の項目について説明

 ■高病原性鳥インフルエンザについて

・今年度,千葉県,愛知県,鹿児島県において野鳥から低病原性鳥インフルエンザウイルスが分離されたが,今のところ,野鳥及び家きんにおいて高病原性鳥インフルエンザは確認されていない。

・しかし,本病は年明け(1~3月)に多発しており,香川県でも今年1月に確認されたところで,いつ本県で発生してもおかしくない状況。
        

■岐阜県での豚コレラ発生について

・9月に岐阜県の養豚場において国内で26年ぶりに豚コレラが発生した。

・野生イノシシにも感染したことにより,被害は拡大し,12月には愛知県においても野生イノシシでの感染事例が報告される等,本病の終息の目処は依然立っていない状況。
        

■アフリカ豚コレラについて

・今年,新千歳空港,羽田空港,成田空港において,旅客の携行品からアフリカ豚コレラ遺伝子が検出されるなど,我が国へのウイルス侵入リスクは非常に高い状況。

・本病は極めて感染力が強く,ワクチンが無いことから,仮に侵入を許した場合,国内養豚産業にとって,極めて重大な影響が生じる。
・動物検疫所においては,海外からの旅客便が到着する全ての空港・海港において靴底消毒とともに,携行品の検査等の水際検疫を行っている。
        

■体制整備について
・万一,アフリカ豚コレラウイルスが国内に侵入した場合や,豚コレラのさらなる感染拡大が起こった場合等に備え,関係機関との協議を急ぎ進める等,体制整備に努めている。

 

(2)危機管理政策課から以下の項目について説明

■年末年始の危機事象対応について

・県内及び隣県において鳥インフルエンザなどの家畜伝染病が発生した場合,全庁的な防疫措置が必要となる。職員の動員体制の再確認など迅速な対応が可能となるように。
・自然災害について,今年度は地震災害・豪雨災害が全国各地で発生しており,本県においても南海トラフ等の巨大地震がいつ発生しても不思議では無い状況であることを再認識するとともに,寒波到来による大雪の可能性についても注意を。
・海外でのテロ事案や,国内においても,年末年始の帰省や観光による人の移動に伴い,様々な危機事象の発生も想定される。
・常に報道等に注意し,情報収集に努めるとともに,もし危機事象を覚知した場合は危機管理部へ必ず連絡を。
・全庁的な対応が必要となる危機事象と判断した場合,すだちくんメールで情報伝達を行い,状況に応じて危機管理会議等を招集する予定。
・危機事象への対応は,初動が極めて重要となる。部局内の緊急連絡網や職員の緊急参集等の体制について再確認するとともに,携帯電話の常時携行など,常に緊張感をもって対応が出来るように。

 

(3)知事から次のとおり指示
・鳥インフルエンザ,豚コレラ,アフリカ豚コレラなどの家畜伝染病については,防疫資材の確保,空港・海港における水際対策など,即応体制を整えておくこと。
・危機事象対応においては,初動対応が重要となるため,年末年始の連絡体制や緊急時の対応手順等を再確認すること。関係各機関との連携も再確認し,県民の安全・安心をしっかり守る決意で,全庁的な危機管理体制を確保すること。
・明日から雪の予報もあり,異常気象にも意識を向け対応をすること。
        

以上

 

開催結果(資料提供).pdf(114KB) 会議資料.pdf(878KB)

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電話:088-621-2708