【開催結果】平成29年度 栄養成分表示の活用推進フォーラムinとくしま

2019年5月9日

 栄養成分表示や食品の機能性表示の効果的な活用について,県民の皆様と共に考え,適切な食品選択やバランスのとれた食生活に役立てていただくことを目的に,消費者庁及び特定非営利活動法人徳島県消費者協会との共催で「栄養成分表示の活用推進フォーラムinとくしま」を開催しました。

 

1 と き 平成30年3月12日(月) 午後1時30分から午後3時45分まで

 

2 ところ 徳島グランヴィリオホテル

 

3 参加者 192名

 

4 主 催 徳島県・消費者庁・特定非営利活動法人 徳島県消費者協会

 

5 フォーラムの概要 

開 会 挨 拶  

挨拶 徳島県知事 飯泉 嘉門 

消費者庁審議官 橋本 次郎 

 

【飯泉知事挨拶】 

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【橋本審議官挨拶】

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基 調 講 演

「栄養成分表示の活用の推進について」

講師 消費者庁 消費者政策課 企画官 河野 美穂 氏

 

 講演では,栄養成分表示を活用し,何を減らし何を増やすべきなのかについて,国民健康・栄養調査結果を基に分かりやすく説明頂き,また,健康づくりを進めるため,栄養成分表示をツールとしてどのように活用すればよいかのポイントや活用の意義について具体的な食品選択方法や食べ方の工夫を例示してお話し頂きました。

 最後に,消費者の選ぶ力と事業者の開発する力により,健康づくりに取り組みやすい社会づくりにつながること,そして,それを実現したいとのお話で締めくくられました。

 

  【基調講演】                      【河野先生】             

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パネルディスカッション

 酒井コーディネーター進行のもと,「消費者が活用しやすい栄養成分表示とは~徳島からの発信~」というテーマで,パネルディスカッションを行いました。

  パネリストの方々にご発言いただいた後,意見交換を行い,その後フロアの方々からも御意見や御質問等を頂きました。

【パネリスト】

藍住町食生活改善推進協議会  会長    菊野 良子 氏

公益社団法人徳島県栄養士会 会長 髙橋 保子 氏

株式会社キョーエイ 食品事業部 酒井 朋子 氏

消費者庁 消費者政策課 企画官 河野 美穂 氏

徳島県危機管理部 消費者くらし安全局 局長 石本 寛子 氏

【コーディネーター】

徳島大学大学院医歯薬学研究部 実践栄養学分野 教授 酒井 徹 氏

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フロアとの意見交換では,会場が一体となり「栄養成分表示の活用推進」について考えることができ,参加者の皆様との相互理解を図ることができました。

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パネリストからの最後の一言

■藍住町食生活改善推進協議会 会長 菊野 良子 氏

 私ども食生活改善推進協議会は,国や県,また,藍住町保健センターと連携して活動しており,これからも行政との連携を大切に,地域の皆様の健康づくりのため,栄養成分表示の活用が進むよう取り組みたい。

■公益社団法人徳島県栄養士会 会長 髙橋 保子 氏

 国民の食習慣の改善に取り組むことは非常に難しい。徳島県の課題は少子・超高齢,人口減という社会構造の変貌にある。それを支えるには人生百年の身体にあると思う。健康寿命延伸に向かって,食からアプローチしていきたい。

■株式会社キョーエイ 食品事業部 酒井 朋子 氏

         栄養成分表示を提供する側として,表示を活用すべき知識をお持ちの方,さらに私どもの取組みを助けてくださっている

      消費者庁,徳島県のご協力を仰ぎながら栄養成分表示を進めたい。

    この壇上にいる全員が相互作用することにより,栄養成分表示が皆様に活用して頂けるようになると信じている。

■消費者庁 消費者政策課 企画官 河野 美穂 氏

 色々な食品を自分の状態に合わせて増やしたり減らしたりすることが,栄養成分表示があれば可能になり,また,これまでの栄養教育や健康教育がさらに「消費者教育」ということで,バリエーションが増えてくるのではないか。そういったことも,楽しみながら栄養成分表示を見ていただきたい。

 ■徳島県 危機管理部消費者くらし安全局 局長 石本 寛子 氏

 消費者庁のプロジェクトでは,徳島県の藍住町を「実証フィールド」とした様々な取組みが行われており,消費者教育をどのような方法で啓発すれば消費者の方々の意識があがり行動変容に繋がるのか,といったようなことがこれから検証結果として出されると思っている。栄養成分表示を活かした形で県民の方々が健康的な食生活が送れるような取組みを推進していきたい。

 

酒井コーディネーターからの結びの言葉 

 県民の皆様が,栄養成分表示を見て上手に活用することで,よりよい健康的な食生活となるように,本フォーラムを役立てて頂きたい。

 

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閉 会 挨 拶  

   挨拶 特定非営利活動法人徳島県消費者協会 佐野副会長

 
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6 参加者の感想等(一部抜粋)

□できれば,年間を通じて何回でも開催してほしい。もう少し規模を小さくしてでも,聞く機会が必要と思います。参加できてよかったです。ありがとうございました。

□今まであまり食品の栄養成分表示について関心がなかったのですが,事業者もいろいろ努力している様子をお聞きし,これから勉強会を通して勉強して普及に努めたいと思う。

□消費者・事業者・行政のタイアップしての考察はとても有意義です。相互作用を期待しています。消費者の一人としての責任を感じました。選ぶ力を身につける大切さ,栄養表示があるから増やしたり減らしたりすることができるという考えは素晴らしいと思いました。

□どう活用するかが大切だと思います。個々にあった活用方法が出来ればすばらしいと思います。勉強になりました。ありがとうございました。

□基調講演の内容は栄養成分表示をいろいろな面から見ることができるのだと勉強になりました。

□栄養成分表示について,とてもわかりやすく説明していただき有り難うございました。しかし,一方で栄養成分表示の活用について課題も多くあることも分かりました。また、同時にどのくらいの栄養素が必要なのかも知ってもらうことも必要だと思います。

□栄養成分表示にあまり関心もなく,何気なく見過ごしておりました。健康のために関心を持って活用していきたいと思います。

□具体的な例があり,分かりやすかった。企業様の苦悩があることも分かり,賢い消費者になりたい。本日は良い企画をしてくださりありがとうございました。

□本日のようなお話をもっと身近に何回もお聞きしたいと思います。食生活が豊かになればなるほど選ぶことが大切だなあとつくづく思いました。

すだちくん.jpg本フォーラムを通じて,消費者の栄養成分表示の活用に対する意識を すだちくん.jpg

           高めることができました。      

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消費者くらし安全局安全衛生課
食品表示企画担当
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