（柏崎市 30代 男性 会社員）

会社としてはまず生産ラインを復旧させるのが最優先でした。私は資材部でしたが、仕入れ先をもたないので後かたづけにまわりました。製造現場で部品の上にくずれた壁が落ちていたり、食堂では天井の壁がはがれていたので、男性も女性もかかわりなく、とにかくやれる範囲で、現場に行ってガレキの袋詰めをやることになったのです。

仕入係は、仕入れ先さんからジャンジャン連絡が来ているし、何日間か動けない分の部品調達をしなければならないので、1階に仮設の事務所をつくって、対応することになりました。マネージャー以上が3人ぐらい特定の人を決めて、その人だけがヘルメットをかぶって一番被害の大きい4階に行って、パソコンを1階まで運びました。パソコン自体は耐震対策がされていたので、生きていたものが多かったですね。

こういった復旧にあたっての指示系統というのは、よくできていたんじゃないかなと思います。