「一日前プロジェクト」エピソード41  受話器戻したとたんに電話殺到 ~お客さん対応で、てんてこ舞い(宮城県北部地震)~

2009年9月30日

200_1e6WFwSf.gif

(石巻市 50代 男性 電器店主)

 

私は電器店をやっています。棚が倒れて書類が散乱した事務所を1時間以上かけてかたづけ、ようやく店に入ると、ガラスのショーケースは倒れ、陳列していた商品はすべて床に落ちている状況でした。

 

夢中でかたづけている間は気がつかなかったのですが、電話の受話器も吹っ飛んでいました。どうりで静かだったわけです。受話器を元にもどすと、お客さんからバンバン電話がかかってきました。「電気がつかない」、「蛍光灯が落ちてきた」、「テレビが吹っ飛んだ」、「電子レンジが吹っ飛んだ」と、いろいろです。

 

で、すぐに店の片づけを切り上げて、お客さんのところをまわって歩いたのですが、そうしている間もたびたび余震がありました。ちょうど脚立の上で天井の蛍光灯を直しているときに震度6ぐらいの大きな余震が起こったときは、ほんとうに怖かったです。でも、こっちも商売だから「怖いから」なんて言っていられませんでした。

お問い合わせ

とくしまゼロ作戦課
防災企画担当
電話:088-621-2297
ファクシミリ:088-621-2849