「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第6回)-豊浦神社「石碑」

2008年12月18日

写真及び位置図
写真及び位置図

第6回は、小松島市赤石町 豊浦神社境内のにある「石碑」です。

名称:石碑

場所:小松島市赤石町97 豊浦神社

建立:不詳

地震:安政南海地震(1854年)

 

小松島市赤石町にある豊浦神社南入口の鳥居の右に、青石に達筆な文字で刻まれた安政南海地震(1854.12.24)の碑が建っています。「この地震による津波により、徳島県下でも多くの死者を出したが、豊浦近郊の村人は、小高いこの神社の庭に避難し、難を逃れたのは白楽天のおかげ。」と刻まれています。この神社の祭神の白楽天は、地元では、「はくろくさん」と呼ばれています。また、この地震時に白い鹿「白鹿(はくろく)」が現れ住民をこの境内に導き住民を助けたという言い伝えも残っています。

 

『教訓』

この神社は今では高所とは言えませんが、津波来襲の恐れが少しでもある時は、一刻も早く近くの高い所へ避難することが大切です。

 

次回は、阿南市橘町の和光神社にある碑を紹介します。

地図

豊浦神社「石碑」

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