「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第7回)-鵠和光神社「石碑」

2008年12月25日

写真及び位置図
写真及び位置図

第7回は、阿南市橘町の和光神社内にある「石碑」です。

名称:石碑

場所:阿南市橘町青木 和光神社段脇

建立:平成4年(1992年)10月10日

地震:昭和南海地震(1946年)、チリ地震津波(1960年)

 

阿南市橘町青木にある和光神社の階段脇に、高さ3m余りの「津波碑」が平成4年に建てられました。この碑には、「鵠(くぐい)地区ではおよそ100年毎に襲われた過去の地震津波の歴史が示され、平常時にそのことを心に留めるよう」戒めています。この碑には1946(昭和21)年の南海地震津波と1960(昭和35)年のチリ地震津波の浸水高が刻まれ、住民が常にその高さを実感できるようになっています。

 

『教訓』

V字型湾の湾奥部では、津波エネルギーが集中、大津波に襲われる危険性が高く、橘湾奥地区では宝永地震(1707.10.28)時の津波でも大被害を受けています。また、南海地震のような近地津波ばかりでなく、17,000kmも離れたチリ沖で発生した遠地津波でも被害の恐れがあることも知っておく必要があります。

 

次回は、阿南市福井町にある碑を紹介します。

地図

鵠和光神社「石碑」

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