「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第8回)-大原「地神上棟式記念碑」
2009年1月8日
第8回は、阿南市福井町大原の大原集会所西にある「石碑」です。
名称:地神上棟式記念碑
場所:阿南市福井町大原116-1 大原集会所西
建立:昭和23年(1948) 12月21日
地震:昭和南海地震(1946年)
阿南市福井町大原の国道55号線近くの大原集会所西に、昭和南海地震(1946.12.21)からちょうど2周年目に建てられ、当時の被害の様子を記した「地神上棟式記念碑」があります。そこには、「南海地震発生とともに大津波が福井村を襲い、海岸地の一帯が泥海になった。大原平野の田畑は砂礫で覆われてしまった。」などと刻まれています。
『教訓』
津波に襲われた田畑は、塩害を受けるばかりでなく、砂礫の堆積により長期間使用不可能となり、農業への被害は甚大です。また、沿岸域の湿地や河川は環境上も貴重で多様な生態系が育まれている場でもあり、環境保全面からも大津波による被害防止対策を急ぐことが必要です。
次回は、阿南市福井町にある碑を紹介します。
地図
大原「地神上棟式記念碑」
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