「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第10回)-八幡神社「常夜灯台石」

2009年1月22日

写真及び位置図
写真及び位置図

第10回は、阿南市椿町の八幡神社鳥居前にある「石碑」です。

名称:常夜灯台石

場所:阿南市椿町浜1 八幡神社鳥居前

建立:安政3年(1856) 3月8日

地震:安政南海地震(1854年)

 

阿南市椿町浜(旧横尾)の八幡神社鳥居前にある2基の「常夜灯台石」に、安政南海地震(1854.12.24)時の津波来襲の様子が刻まれています。それによると、「安政南海地震の前日に起きた安政東海地震(1854.12.23)に伴う津波が堤防を越え、川筋の奥深くまで浸入した。翌日、午後4時頃の安政南海地震の大揺れが続くなか、午後6時頃に見上げるばかりの大津波が来襲、多くの家屋や田畑に被害を出したものの、老人・子供を素早く避難させたため幸い死者はなかった。」などと刻まれています。

 

『教訓』

幼児、高齢者、外国人など援護を要する者には、特に素早い避難補助ができる体制を整えておくこと。もちろん、事前に家族や地域で避難体制を十分整えておくことが大切です。

 

次回は、那賀町にある碑を紹介します。

地図

八幡神社「常夜灯台石」

お問い合わせ

とくしまゼロ作戦課
電話:088-621-2297
ファクシミリ:088-621-2849