「南海地震を知る~徳島県の地震・津波碑~」(第11回)-妙法寺「庚申塔」
2009年1月29日
第11回は、那賀郡那賀町の妙法寺境内にある「石碑」です。
名称:庚申塔(こうしんとう)
場所:那賀郡那賀町谷内下傍示94 妙法寺境内
建立:安政5年(1858)
地震:安政南海地震(1854年)
那賀町(旧相生町)谷内の妙法寺は、那賀川中流の支流谷内川の山合にあります。現存する「庚申塔」は安政南海地震(1854.12.24)により損壊したため、1858年に再建されたものです。海岸から20kmも離れた山間部で石塔が損壊したということは、この地は震度5以上の揺れに襲われたことを意味します。
『教訓』
次の南海地震の揺れの大きさは、この安政南海地震と同じかそれ以上といわれています。沿岸域ばかりでなく、中山間地の住民も、地震対策を怠らないことが大切です。
次回は、海部郡美波町にある碑を紹介します。
地図
妙法寺「庚申塔」
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