危機管理会議の開催結果について(那賀町で死亡したフクロウについて)

2011年2月17日

危機管理会議
危機管理会議

危機管理会議の開催結果について

  以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたのでお知らせいたします。

1 日時:平成23年2月17日(木)15:00~15:11
2 場所:県庁3階 特別会議室
3 出席者:危機管理部長,各部局主管課長ほか 計20人
4 協議内容
● 那賀町で死亡したフクロウについて,高病原性鳥インフルエンザウイルス・強毒
タイプであることが確認されたことを受けた県の対応について

  本日,環境省を通じて,那賀町で死亡したフクロウから検出された高病原性鳥イン
フルエンザウイルスが,鳥取大学の確定検査の結果,「H5亜型陽性・強毒タイプ」で
あると確認された旨の連絡があった。これを受け,県では,次の対策を実施することと
した。

○危機管理部
・ 那賀町,上勝町をはじめ各市町村に検査結果を連絡。

○県民環境部
・ 「野鳥の糞便採取調査」(糞便100~300個を採取)を環境省と連携して実
施(環境省において,2月19日(土)・20日(日)頃実施の方向で調整中)。

・ 発生地周辺の半径10km以内の地域で既に実施している「警戒レベル3」の死
亡野鳥等の検査の実施。

・ 那賀町,上勝町と連携を密にして,両町を重点的に,県下での死亡野鳥などの監
視を強化。

・ 感染リスクの高い33種以外の種(カモ類・フクロウ類・ツル類)についても検
査対象に追加。

○農林水産部
・ 発生地から半径10km以内にある9戸の養鶏農家に対する指導の徹底及び毎日
の死亡鶏報告の継続(現時点では異常鶏の報告は受けていない)。
・ 同区域内の愛玩鳥飼養者に対する指導の徹底及び必要に応じた消毒薬の配付。

各部局からの報告があったのち,最後に,危機管理部長から,次のような指示があっ
た。

危機管理部長指示事項

① 今回の検査結果を受けて新たに実施する糞便採取調査の実施に際しては,環境省や
地元の那賀町,上勝町と十分に連携し,速やかに実施すること。また,結果が判明し
た場合には,広く県民に周知すること。

② これまでの危機管理会議で,知事・政策監から指示してきた,家畜防疫対策及び野
鳥監視対策を継続して実施すること。特に,発生地から半径10㎞以内における9戸
の養鶏農家及び愛玩鳥飼養者について,防疫対策の徹底を再度図ること。

③ 関西広域連合の広域防災を担当する兵庫県との連携を密にして,情報共有体制を確
保すること。

④ 関係機関や市町村と十分に周知・連携を図ること。

※ なお,会議終了直後,環境省から本件ウイルスについて,「H5N1亜型陽性・強毒
タイプ」であることが確認されたとの連絡がありましたので,お知らせいたします。

【注意】 鶏卵,鶏肉を食べることにより,鳥インフルエンザウイルスが人に感染する
    ことはありませんので,安心してください。



環境省の高病原性鳥インフルエンザに関する情報
  http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/

農林水産省の鳥インフルエンザに関する情報
  http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html

厚生労働省の鳥インフルエンザに関する情報
  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html

 

【参考サイト】

【自然環境課】H5N1亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの確認に伴う野鳥の対応について

【自然環境課】野鳥における鳥インフルエンザの発生への対応について
【生活衛生課】鳥インフルエンザウイルスに関する食の安全やペット動物についてのお知らせ
【健康増進課】鳥インフルエンザウイルスの人への感染について
【畜産課】高病原性鳥インフルエンザ関連情報

お問い合わせ

危機管理政策課
危機管理担当
電話:088-621-2708
ファクシミリ:088-621-2987