危機管理会議の開催結果について(島根県での高病原性鳥インフルエンザ発生への対応)
危機管理会議
以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日時:平成22年12月2日(木)9:30~9:50
2 場所:県庁3階特別会議室
3 出席者:知事,副知事,政策監,危機管理部長,各部局主管課長等 計23人
4 協議事項
島根県で高病原性鳥インフルエンザの発生が確定したことを受け,本県として,次の対策を確認した。
⑴ 防疫対策
○ 畜産関係者に対し,畜舎の消毒や,野鳥の侵入防止対策の徹底を図っている。
○ 県内299戸の養鶏農家すべてでは,異常がないことを確認している。
○ 本日,市町村の畜産担当者を集めた会議を行うこととしており,情報共有や対応の確認を行いたい。
⑵ 採卵鶏の状況及び施設での感染防止
○ 島根県から本県への採卵鶏の搬入はない。
○ 食肉衛生検査所を通じ,(社)徳島県獣医師会食鳥検査センターが行う食鳥検査における異常鶏の排除,生鳥検査等の徹底を依頼した。
○ 家禽農場や食鳥処理場の従業員の感染防止策の徹底を依頼した。
○ 保育所等の社会福祉施設に対し野鳥との接触を避ける等の周知徹底を行った。
⑶ 野鳥対策
○ 日本野鳥の会徳島,猟友会,鳥獣保護員への周知を行った。
○ 野鳥の大量死を見つけた際の対応を再確認した。
⑷ 学校での対策
○ 県立学校に対し、飼養動物の適切な管理と,児童生徒の野鳥への適切な対応,異常があった場合の早期通報について,本日の会議を受け,再度,注意喚起の通知を行うこととしている。
○ 幼・小・中学校に対しては、各市町村教育委員会を通じて同様の趣旨を依頼。
⑸ 相談窓口の活用
○ 平素から設置している高病原性鳥インフルエンザに係る相談窓口の活用を図る。
会議の最後に,知事から以下の指示があった。
■ 知事指示事項 ■
① 危機管理調整費を活用して,消石灰を県内養鶏農家に配布することにする。
その際,確実な調達をするため,速やかに対応すること。
② 感染拡大した場合のシミュレーションをもう一度行っておくこと。
また,あってはならないことだが,万一,本県で発生した場合に備え,人員の調整や資機材の備蓄量の確認を行っておくこと。
③ 県民の不安を解消するため,ホームページによる情報提供はもちろん,相談窓口やすだちくんコールでの対応を図ること。また,市町村や関係機関に対し,周知や協力依頼を行うこと。
県民の不安を解消するため,「発生させない・持ち込ませない」との強い決意をもってしっかりと取り組んでいただきたい。
【注意】 鶏卵,鶏肉を食べることにより,鳥インフルエンザウイルスが人に感染することはありませんので,安心してください。
【添付資料】
(参考) 高病原性鳥インフルエンザにかかる相談窓口(58.5KBytes)
【参考サイト】
【自然環境課】野鳥における鳥インフルエンザの発生への対応について【生活衛生課】鳥インフルエンザウイルスに関する食の安全やペット動物についてのお知らせ
【健康増進課】鳥インフルエンザウイルスの人への感染について
【畜産課】高病原性鳥インフルエンザ関連情報