危機管理会議の開催結果について(令和4年10月31日)
以下のとおり,危機管理会議を開催いたしましたので,お知らせいたします。
1 日 時:令和4年10月31日(月)22:00~22:10
2 場 所:万代庁舎3階 特別会議室
3 出 席 者:政策監,政策監補兼危機管理環境部長,危機管理環境部副部長,
危機管理環境部次長,安全衛生課長,畜産振興課長,
鳥獣対策・ふるさと創造課長,各部局主管課長など 計23名
4 協議概要:香川県の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑い事例の確認について
■畜産振興課からの報告
・本日,香川県観音寺市にある飼育規模約4万羽の採卵鶏農場において,
「高病原性鳥インフルエンザ」の疑い事例(簡易検査陽性)を香川県が公表。
・本日,死亡羽数増加の通報があり,簡易検査を実施したところ,
13羽中11羽の陽性反応が確認され,現在,遺伝子検査を実施中。
・現段階では,疑似患畜と確定していない状況ではあるが,隣接県ということで,
情報共有いただき,当該農場を中心とした「10km圏内」に,
三好市池田町が含まれているが,本県の養鶏場はかかっていない状況。
・既に「鳥インフルエンザ・とくしまアラート」を「ステージⅢ・感染拡大警報」に
引き上げ,防疫対策の強化を図っており,
〇「鶏舎点検」や「破損箇所の修繕」などの「野生小動物対策」や,
「車両」や「農場敷地」の消毒など,防疫対策の徹底を図るため,
養鶏場への立入検査を,本日から実施。
〇県内養鶏場からの「死亡羽数の報告」の頻度を,
「月1回」から「週1回」へ変更済み。
〇県内全養鶏場に対する「消毒用消石灰」の緊急配付を,本日から実施。
・搬出制限区域の設定について,本県の一部が「搬出制限区域」に含まれるが,
本県の養鶏場は区域に含まれていないため,「搬出制限区域」の設定は不要。
■安全衛生課からの報告
・10月30日,31日に発生農場から県内食鳥処理場への搬入はない。
・食肉衛生検査所から食鳥処理場へ,「搬入農家の確認」,
「消毒など鳥インフルエンザ対策」及び
「異常鶏が確認された場合の通報」の徹底について指導を行った。
・徳島県獣医師会食鳥検査センターから,県内食鳥処理場において,
疑いのある異常鶏が発見されていないことの報告を受けた。
・また,同センターに「出荷状況報告書の確認」や「生鳥検査等」の徹底を
行うとともに,「異常鶏発見時に簡易検査を直ちに実施すること」の徹底について
指示を行った。
・動物愛護管理センターを中心として,動物園,動物取扱事業者及び一般飼育者へ
対策を徹底するよう,指導・啓発を実施して参る。
・県ホームページ等で,食鳥肉,鶏卵の安全性や愛玩鳥の感染予防対策等について,
適切に周知啓発を図っていく。
■政策監から次のとおり指示
・県内養鶏場での発生を防止するため,
先日の危機管理会議における知事の指示に基づき,既に着手している,
鶏舎の点検や破損箇所の修繕といった「野生小動物対策」,
車両や農場敷地の「消毒の徹底」などについて,養鶏場への巡回確認・指導により,
飼養衛生管理の更なる強化を図るとともに,
食鳥肉の安全性の確保や,死亡野鳥を発見した場合の対応など,
県民の皆様に,最新の情報を的確に発信すること。
・今回の事案が「疑似患畜」と確定した場合,本県にウイルスを持ち込ませないよう,
香川県における搬出制限区域内にかかる本県への通行ルートである,
国道32号の香川県境に消毒ポイントを設置し,関係車両の消毒を徹底すること。
・本県養鶏場において,万が一,高病原性鳥インフルエンザが発生した場合に備え,
各部局においては,再度,関係者との緊急連絡体制の再確認をはじめ,
防疫措置の手順や動員体制など,改めて初動体制の確認を行うこと。
・各部局においては,県民生活及び本県の畜産業を守るため,対応に万全を期すこと。