【開催結果】平成27年度 体験型リスクコミュニケーション

2019年5月9日

 食品の製造現場を消費者の方々に訪問・見学していただき、製造工程の見学や事業者の取組、意見交換を行うことにより、食の「安全」「安心」についての正しい情報を共有し、相互理解や信頼関係を深める体験型講座を実施しました。

 

 1 体験型リスクコミュニケーション「お菓子づくりの現場を見に行こう!」

○開催日時:平成27年11月14日(土)10:00~11:45
○開催場所:板野郡松茂町(ハレルヤスイーツキッチン)

○参加者:21名
○概要

(1)菓子製造ラインの見学と説明 (説明者)株式会社 ハレルヤ

 店舗に併設する製造ラインのうち主に1階部分のラインについて、製造の各工程の説明と見学(当日は、金長まんじゅうの製造が行われており、その製造工程についての説明)。

 

(2)質疑・意見交換・試食

 実際に製造時の制服を着用した職員とともに、製造時の衛生管理等について、クイズなどを交えながら説明が行われた。

 参加者からは、金属探知機で引っかかる頻度はどのくらいか、栄養表示は必ずしなければならないのかなどの質問があった。
 また、パティシエの指導で、たぬきケーキのケーキ作り体験を行った。

   

○参加者の感想(一部抜粋):

・経営者のお話しも聞けたり、安全安心に気をつけて作られていることがよくわかった。

・ケーキ作りの体験が子供達には初めての体験だったが、思った以上に興味を持って楽しんでできたのでよかった。いつもは見られない工場ラインを見られておもしろかった。

・ケーキ作りなど貴重な体験ができた。

・地産地消が活発になり、地方再生へ進めて欲しい。

・県産の食材を使って体にもよいケーキ作りを目指して下さい。

・社長の人柄と社員の方の説明や笑顔に癒やされ楽しかったし勉強になりました。

 

【見学・体験・意見交換の様子】

 

IMG_1676.jpg IMG_1681.jpg IMG_1690.jpg

 

IMG_1709.jpg IMG_1711.jpg IMG_1731.jpg

 

IMG_1774.jpg

 

 

2 体験型リスクコミュニケーション「食品スーパーの品質管理を見に行こう!」

○開催日時:平成28年3月8日(火)10:00~11:45
○開催場所:株式会社キョーエイ 事業本部

○参加者:8名
○概要

(1)川内プロセスセンター・川内トランスファーセンターの見学 (説明者)株式会社 キョーエイ

  プロセスセンターは、キョーエイ全店に精肉を供給するセンターで、精肉のほか、各店舗のバックヤードで調理する肉惣菜(フライ等)を製造している。
 精肉では牛トレ法など法令に基づいた牛肉の入庫・出庫処理を行っている。扱い量が多いため1パックごとに1識別番号というのは難しいため、ロット管理で表示を行っている。消費者は購入したパックのロット番号をキョーエイのホームページで確認すれば個体識別番号がわかる仕組みになっている。
 また、製造管理として、商品ごとに作業を行った時間や作業者などもわかるようにしており、何か問題が発生した場合に速やかに原因究明が出来る体制を取っている。

 当日は、服装、手洗いや消毒、エアシャワーなど、実際に職員の方が入るのと同じ行程を体験し、精肉加工の作業工程順に、作業している様子を見学できた。


 トランスファーセンターは、キョーエイ各店への商品配送を行う場所であり、すきとく市の集荷場も兼ねており、キョーエイのほとんどの商品がここを通っている。

冷蔵ゾーンも設置し、仕分け、配送、店舗納品までコールドチェーンが実施されている。 
 すきとく市では生産者が値付けを行って、希望する店舗へ配送してもらう。生産者はどの店舗に出してもよい。また、直接店舗に持ち込む生産者もいる。
  また、すきとく市ではフードバンクの取組に協力しており、食材を提供している。

 

(2)質疑・意見交換・試食

 キョーエイでの衛生管理、取扱商品、フードバンクへの協力などの取組について 説明があった。

 また、キョーエイで加工されている牛肉や豚肉、すきとく市で実際に販売されているアイスプラント等の野菜の紹介や試食などを行いながら、質疑・意見交換を行った。

 参加者からは、衛生管理上での服装などの注意点、すきとく市の出荷や返品のシステムなどについて質問があり、珍しい野菜は扱い方が分からなくて購入を迷うので、店舗に調理の仕方のポップや実演があればいい等の意見があった。

   

○参加者の感想(一部抜粋):

・実際に足を運び見学することで理解することが出来た。その場で疑問点があればその場で職員に聞ける点もよいと思った。

・スーパーの品質管理について知る機会や見学する機会はめったにないことなので、貴重な体験が出来たと思う。

・なかなか工場見学できる企業は少なく、このようなイベントをしていただいてありがたい。

・日頃のマーケットの疑問がよく分かった。

・普段見られないスーパーの衛生管理や物流の仕組みが見られてよかった。

・食肉の加工の工程がわかり、今後安心して利用できると思った。

・すきとく市の仕組みがわかり、生産者が儲かる仕組みで、農業従事者を増やす機会になっていて、地域の雇用につながっていることがわかった。

・事業者の方の努力や工夫がわかりよかった。今後も利用していきたい。

 

【見学・体験・意見交換の様子】

 

IMG_1090.jpg IMG_1092.jpg IMG_1096.jpg

 

IMG_1109.jpg IMG_1113.jpg 

 

お問い合わせ

消費者くらし安全局安全衛生課
食品表示企画担当
電話:088-621-2110
ファクシミリ:088-621-2848