インフルエンザを予防しましょう!

2015年11月25日

 インフルエンザは、日本では例年12月から3月頃に流行する感染症で、インフルエンザウイルスを病原とする呼吸器感染症です。

 インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。

 近年、国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類です。

 

 

 ※県内の流行状況については、次のホームページをご覧ください。

  徳島県感染症情報センターHP →http://www.pref.tokushima.jp/docs/2004062300038/

 

 

 

 ◆以下を参考に、症状がある場合は医療機関を受診するなど、早めの対策を心がけてください。

 

 

1 どのような症状がでますか。

 

 インフルエンザウイルスの感染を受けてから、1日から3日ほどの潜伏期間の後、発熱(通常38度以上の高熱)・頭痛・全身の倦怠感・関節痛などが突然現れ、咳・鼻汁などの症状がこれに続きます。

 

 高齢者や、呼吸器・循環器・腎臓に慢性疾患をもつ方、糖尿病などの代謝異常・免疫機能が低下している方などがインフルエンザにかかると、肺炎、気管支炎などの合併症を起こし、入院や死亡の危険が増加します。

 

 小児では、これらの合併症に加えて中耳炎を起こしやすくなり、気管支喘息を誘発することもあります。また、近年インフルエンザの流行期に幼児を中心とした小児に、急激に悪化する脳炎・脳症などの合併症例が増加することが明らかになり問題となっています。

 

 

 

2 どうすれば、予防できますか。

 

 インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

 

 また、空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下して、インフルエンザにかかりやすくなります。  

 

 このことから、次のことにより予防することができます。

 

  ○飛沫感染対策としての咳エチケット

   ・くしゃみを他の人に向けて発しないこと

   ・熱、咳、くしゃみ等の症状のある人にはできるだけマスクを着けてもらい、このような人と接する時にはマスクを着ける。

    ・手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うことなど

 

  ○外出後の手洗い、うがいをする

 

  ○十分な睡眠(休養)とバランスのとれた栄養摂取。

 

  ○人ごみを避ける。

 

  ○予防接種を受ける。

 

  ※予防接種は,ウイルスの感染や発症そのものを完全には防御できませんが、重症化や合併症の発生を予防する効果は有効と報告されています。ただし、予防接種による効果が現れるまで約2週間程度かかりますので、毎年12月中旬までに予防接種を受けることが望ましいと考えられています。

 

 

 

 3 かかってしまった場合は、どのように対処しますか。

 

  ○具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

 

  ○安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

 

  ○水分を十分に補給しましょう。

 

  ○咳やくしゃみ等の症状のある時は、回りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。

 

  ○人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。

 

 

 

 ◆厚生労働省では、インフルエンザをはじめとした感染症の一般的予防方法,流行状況や予防接種の意義,有効性,副反応等に関する

  「感染症・予防接種相談窓口」が開設されています。

 

  「感染症・予防接種相談窓口」

  電話番号:03-5276-9337

  受付時間:月曜日~金曜日(土日祝祭日、年末年始を除く)午前9時 ~ 午後5時

 

 

※インフルエンザに関するより詳しい情報は、次のホームページをご覧ください。

 

 

お問い合わせ

健康づくり課
感染症・疾病対策室
電話:088-621-2227