【会議結果】豚流行性下痢疑い事例への対応

2014年4月7日

以下のとおり、危機管理会議を開催いたしましたので、お知らせいたします。

1 日 時:平成26年4月7日(月)16:30~16:50
2 場 所:県庁4階405会議室
3 出席者:政策監、危機管理部長、各部局主管課長ほか 計21名
4 協議概要
 (1)本県における豚流行性下痢の疑い事例の確認について
  ● 農林水産部から、以下の点について説明を行った。

   ・ 本県の養豚農場において豚流行性下痢(PED)を疑う事例が確認されたこと。

   ・  本病の症状は、水溶性の下痢を主徴とし、10日齢以下の「ほ乳豚」では、死亡率が高いものの、

   母豚や肥育豚では一過性の下痢で治癒し、人に感染することはないこと。

   ・ 本病は、家畜伝染病予防法の届出伝染病に指定されているが、高病原性鳥インフルエンザなどのように

   殺処分等の防疫措置は実施されず、治癒後は通常どおり、と畜場等へ出荷することができること。

   ・ 今回の疑い事例の概要や、確認に至るまでの経緯等。
     
    ● 危機管理部から、次のとおり補足説明を行った。

   ・ 既に、近隣府県においても本病の発生が確認されていることから、豚のと畜を実施している3つのと畜場に対し、

   本病に罹患した疑いがある農場から出荷された豚については、と畜順序を変更し最後にと殺するとともに、

   搬入経路を区分し、交差汚染を防ぐ対策を行っていること。

   ・ 同様に、搬入車両や係留所、と畜場内の消毒を徹底するとともに、と畜場作業に従事する職員及び

   作業衣等の消毒を徹底するよう、作業従事者等に指導を行ったこと。

   ・ 今回の事案を受けて、と畜場の衛生対策を一層徹底していくこと。 
   
    ● 以上の報告を踏まえ、政策監から、以下の指示があった。
     【政策監指示事項】

   ・ 農林水産部においては、これまでも本病の侵入防止に努めてきたところであるが、今回の事案を踏まえ、

   なお一層の防疫措置を徹底すること。

   ・ 本病は、人に感染することはなく、治癒後は通常通り、と畜場へ出荷できるものであることから、

   風評被害を防止するため、正しい情報の周知・広報を徹底すること。
     ・ 豚への感染については畜産課と家畜保健衛生所において、食の安全・安心については安全衛生課と

   各保健所において、それぞれ県民からの相談に対応できる体制を構築し、不安の払拭に努めること。
     
 (2)北朝鮮による弾道ミサイル発射事案への対応について
    ● 危機管理部から、以下の点について説明を行った。
     ・ 本事案については、去る3月26日にも、危機管理連絡会議を開催し、北朝鮮によるミサイル発射の状況や、

   総理指示事項などについて、庁内の情報の共有化を図るとともに、「出漁船への影響等に備え、農林水産部から

   漁業協同組合への情報提供を行うこと」や、「引き続き各部局情報収集に努めるとともに、情報を覚知した場合には、

   危機管理部への情報集約を行うこと」などを、各部局へ依頼したところ。
      ・ 今後、4月15日には太陽節(金日成主席の生誕日)、4月25日には北朝鮮軍の創設記念日と、北朝鮮の祝日が

   続くことから、本県関係の漁船への影響確認等、各部局において引き続き積極的な情報収集と、情報を覚知した場合の

   危機管理部への連絡を改めてお願いする。
  ● 最後に、政策監から、以下の指示があった。
   【政策監指示事項】
   ・ 4月1日の危機管理会議で指示した事項を踏まえ、「危機事象に対しては、全庁的な組織体制で、

   持てる力を結集して対応すること。」の重要性を、改めて認識すること。
     
                                                                                          以 上

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