【開催結果】食の安全・安心講演会
東日本大震災の被災地では、2年9ヶ月を経過した現在においても、福島第一原子力発電所から放出された放射性物質により、農林水産物の出荷制限などの直接的な影響に加え、原子力災害により影響を受けた地域とのイメージから生じる風評による食品産業等への影響が続いています。
東日本大震災からの復興には、震災以前のように消費者が被災地の産品を選択し、積極的に利用する状況を取り戻すことが必要となっています。
そこで、原子力災害に遭遇した福島県における食品中の放射性物質の測定など最前線の現場での取組を学ぶことにより、県民の皆様に食品と放射能について理解を深めていただくため、「食の安全・安心講演会」を開催しました。
1.日 時 平成25年12月20日(金) 13:30~15:40
2.場 所 徳島グランヴィリオホテル サファイヤ(徳島市万代町3-5-1)
3.参加者 85名
4.内 容
(1)講演:被災地における食の安全・安心の確保対策について
講師:福島県衛生研究所 所長 笹原 賢司 氏
(2)会場との意見交換
5.概 要
福島県衛生研究所の笹原所長から、福島県産の加工食品に含まれる放射性物質を継続して検査してきた結果についてご講演をいただきました。震災発生直後に比べ、基準値を超える食品の検出率が低下してきており、今後も迅速・正確な検査を実施するので、安心して福島県産の加工食品を購入して欲しいとの報告がありました。
<参加者からの感想>
・福島県において放射性物質の影響を詳しく調べておられることがよく理解できました。
・今の福島の状態がわかり、だんだん放射能線汚染が食品に対して良くなっているようですが、今後もしっかり検査してほしいと思います。
・消費者が情報を理解することが、風評被害の防止つながると思います。
<講演会の様子>