平成24年度四国4県連携図上訓練(2013.3.16)
○ 四国4県で初めての合同図上訓練を実施しました。
今回の訓練は、南海トラフを震源とした巨大地震が発生したという想定で、四国4県の協定に基づく広域・受援体制について、具体的な活動内容の手順を確認いたしました。
また、自衛隊、徳島海上保安部及び鳥取県(本県のカウンターパート県)など防災関係機関にも参加いただき、より実践的な訓練となっております。
また訓練で得られた課題や成果をもとに、四国4県の連携をより緊密にし、大規模災害発生時の防災体制を充実させて参ります。
1 目 的
「危機事象発生時の四国4県広域応援に関する協定」に基づく災害時の支援要請・応援要領について訓練し、各県職員等の災害対応能力の向上を図るとともに、広域応援協定の実効性の向上を図る。
2 実施日時
平成25年3月16日(土) 08:30~11:00
3 参加機関
(1)徳島県、香川県、愛媛県、高知県、
(2)徳島県関係
鳴門市、三好市、海陽町、鳥取県
陸上自衛隊第15普通科連隊、陸上自衛隊第14飛行隊、徳島海上保安部
(3)資料提供による参加
ア 国土地理院四国地方測量部
災害時用グリッド入り共通地図の提供
イ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
衛星画像データの提供(津波による浸水域)
(4)訓練規模
11機関 約122名
4 実施場所
(1)四国4県の各県庁等(ホームステーション・プレー方式)
(2)各県の実施場所
・徳島県:防災・危機管理センター
県庁3F:4県知事によるTV会議
県庁4F:災害対策本部統括司令室等の活動
・香川県:災害対策本部室及び防災事務室(県庁5F)
・愛媛県:災害対策室A・B(県庁第1別館3F)
・高知県:防災作戦室(県庁3F)
5 訓練の想定等
(1)南海トラフの巨大地震を想定
・四国南方の南海トラフ付近において、マグニチュード9の地震が発生
・発生時刻:平成25年3月15日09時00分頃
(2)各県の被災状況と役割
・徳島県:被害の程度大 被支援県(被災県)
・高知県:被害の程度大 被支援県(被災県)
・香川県:被害は想定しない 応援幹事県
・愛媛県:被害は想定しない 応援県
(3)訓練の場面
地震発生から7時間後及び24時間以降
6 主要な訓練内容
(1)四国4県知事によるTV会議
(2)四国4県による支援要請・応援要領
(3)中国ブロックのカウンターパート県との支援要請・応援要領
(4)中国ブロックへの支援要請要領
(5)訓練の構成:別紙「図上訓練の構成」
7 平成24年度四国4県連携図上訓練の特徴
(1)「危機事象発生時の四国4県広域応援に関する協定」に基づき、四国4県が共同して実施する初めての図上訓練
(2)四国4県がそれぞれの県庁で訓練に参加する実際的な訓練方式の採用
(ホームステーション・プレー方式)
(3)災害時用グリッド入り地図の活用
国土地理院より提供を受けたグリッド入り地図を、四国4県・被災市町等が共通して保有し、応援県~被支援県間、県~被災市町間の位置情報の共有等を容易にする。
(4)衛星画像データの活用(津波による浸水域)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)より提供を受けた、衛星画像データを四国4県・被災市町等が共通して保有し、津波による浸水域の把握を迅速・容易にする。
四国4県知事のTV会議により、各県の被害状況の把握、応援要請、支援要望内容等について話し合った |
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災害対策本部統括司令室において、災害発生時の対応や手順について確認 | |
地図台を使用し、物資集積所、支援物資の輸送経路等について、情報共有を図った | |
防災関係機関として、 陸上自衛隊第15普通科連隊 陸上自衛隊第14飛行隊 徳島海上保安部 も訓練に参加 |
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カウンターパートである鳥取県の職員も訓練に参加 | |
国土地理院より提供を受けたグリッド入り地図を使用し、位置情報の共有等を容易にする | |
宇宙航空研究開発機構(JAXA)より提供を受けた、衛星画像データにより、津波浸水域の把握を迅速・容易にする | |
災害時情報共有システムを利用し、避難所及び避難者の情報を把握 |