韓国で口蹄疫が再発しています。
2010年12月8日
本年4月20日に、宮崎県で第1例目の発生が確認された口蹄疫は、7月4日までの間に292例の農場で発生が確認され、最終的な殺処分頭数は約29万頭に及ぶなど、我が国の家畜防疫史上最大級の被害をもたらす結果となりましたが、懸命の防疫措置の結果、宮崎県外への発生の拡がりをくい止めるとともに、7月27日をもって家畜の移動制限区域がすべて解除され、現在、復興に向けた被害農場への家畜の再導入が進められています。
このような中、韓国では、本年1月に口蹄疫が発生し、6月にはいったん終息し9月をもってOIE(国際獣疫事務局)の口蹄疫清浄国に復帰していましたが、11月以降、再発が確認されています。
このように、アジア周辺諸国では、依然として口蹄疫が発生していることから、畜産農家の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に万全を期していただくようお願いいたします。
(1)飼養家畜について毎日健康観察に努めること
(2)通常と異なる何らかの異常所見を認めた場合には,直ちに家畜保健衛生所に連絡すること
(3)農場内への部外者の立入りを厳しく制限するとともに,人や車両の入出場時の消毒を徹底すること
(4)特に発生国に滞在していたためウイルスを伝播させる可能性のある人・物品を農場に近づけないこと
(5)野生動物や害虫の進入防止など飼養衛生管理基準の厳守に努めること
【添付資料】
【参考サイト】
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